チリの赤ワイン「モンテス・クラシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン(MONTES CLASSIC SERIES CABERNET SAUVIGNON)2019」
(写真はこのあとメインの牛ステーキ。パンは吉祥寺のダンディゾンのパン)
1988年、ワインビジネスのスペシャリスト4人によって設立されたというモンテスのワイン。
カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロ15%。
空気に触れさせておくと時間が経つほどに飲みやすくなる。
ワインの友で観たのは民放のBSで放送していたアメリカ映画「サイダーハウスルール」。
1999年の作品。
現代「THE CIDER HOUSE RULES」。
監督ラッセ・ハルストレム、出演トビー・マグワイア、マイケル・ケイン、シャーリーズ・セロンほか。
「ガープの世界」などで知られるアメリカの作家ジョン・アーヴィングの同名小説の映画化。アーヴィン自身が脚本を書いている。
第2次世界大戦末期のころ、メイン州ニューイングランドの孤児院で育ったホーマー(トビー・マグワイア)は、孤児院を出て自立の道を選ぶ。彼は院長でときには中絶手術も行う産婦人科医ラーチ(マイケル・ケイン)の元で成長したのだが、院長の手伝いをしながらも中絶手術をよく思っていなかったホーマーは、いつしか外の世界に出てみたいと思うようになったのだ。
ホーマーは、リンゴ農園で働くようになり、収穫の時期になるとリンゴジュースをつくるためにやってくる労働者と一緒に「サイダーハウス」と呼ばれる宿舎で寝起きするようになる。
そこでホーマーはさまざまな経験を重ね、恋を知り、挫折も知る。やがて自分を育ててくれた医師のラーチが常にいっていた「人の役に立つ存在になれ」という言葉の意味を知るようになる。
題名の「サイダーハウスルール」とは、宿舎の壁には張ってあった規則(ルール)を意味する。
しかし、黒人を中心とした労働者たちの多くはその文字を読むこともできない。
貼り紙に書かれてあるのは「ベッドの上でタバコを吸わない」とか「屋根にのぼってはいけない」といったことなのだが、文字の読めない労働者にとってそんな貼り紙は無意味であり、規則とされていることもしごく当然のことにすぎない。
「ルールとは一体なんなのか?」
この問いを、ジョン・アーヴィングは発したかったのだろうか。
ついでにその前に観た映画。
民放のBSで放送していたアメリカ映画「ブロークバック・マウンテン」。
2005年の作品。
監督アン・リー、出演ヒース・レジャー、ジェイク・ジレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズほか。
1963年の夏、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンの山中で羊の放牧を行う季節労働のカウボーイとして雇われた2人の青年が、それから20年間にわたって惹かれ合う姿を描いた映画。2人とも結婚し、子ども生まれるのだが、男同士の純愛が忘れられないのだった・・・。