日曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。青空を見るのは何日ぶりだろう。
公園に行く途中、電線にエナガ。羽ばたいて飛んでいった。
まるで手を振ってるみたい。やっぱり公園に行く途中かな?
上池ではけさもカルガモのヒナ。
きのうは6羽いたが、勘定すると4羽しかいない。
2羽は食べられちゃったか?
カルガモのヒナが生き残る確率は2割ほどといわれるから、10羽生まれても成鳥まで育つのは2羽ほど。これも自然の摂理ということなのだろうか。
池の淵を移動しながら、ジャンプして水辺に生える植物のタネなんかを食べている。
ほかの鳥のなら、ヒナは安全な巣の中に隠れていて、巣立つまでは親が守ってくれるが、カルガモはヒナが生まれるとそれまで卵を温めていた巣は捨ててしまい、移動しながらヒナは成長していく。
その間、ヘビやカラス、ときにはアオサギ、ゴイサギなんかにねらわれながら、大人になっていくのだ。
葉っぱの陰にはカワセミ。
きのうと同じようなところにいる。
けさは子どものカマキリをよく見る。
ちっちゃくて、孵化したばかりという感じだが、見た目は一人前だ。
そばにあったカマキリの卵の塊、卵鞘(らんしょう)。
まだこの中に卵が入っているのかな?
別の場所でもカマキリのガキんちょ。
よく見ると触角がけっこう長い。
中には前脚を突き出して攻撃してくるのもいる。
将来が楽しみ?だ。
クサグモも多く見た。
先端にある2つの丸いのは触肢のようだ。
クモの触肢はエサを探すときの感覚器の役割を持っているが、オスの場合、触肢は同時に交接用の器官でもあり、精液を蓄える場所でもあって丸くなっている。
とするとこのクモはオスか。
実はクモは交尾はしない。交接をする。
どういうことかというと、オスは自分の口の近くにある触肢に精子を貯蔵しておいて、イザというときは触肢の先からメスの腹部にある生殖器に精子を注入してメスに受け渡す。メスはオスからもらった精子をため込んでおいて、小出しにしながら何日かおきに産卵するという。
ちょっと変わった生殖行動とも思うが、オスは単に精子の運び屋にすぎないと思えば納得がいく。
センダンの花が満開だった。
エナガが梢をめぐっている。
巣立ちのシーズンは終り、一人立ちできているのかな?