水曜日朝の善福寺公園は始め曇り、やがて日が差す。
雨がやむのを待って出かけたので遅い出発。日差し強く、気温も急上昇。
おとといきのうと不在だったので3日ぶりの公園散歩。
けさのカワセミは、上池でまず見つけたのはオスのB2くんのようだ。
池をめぐっていると、下池に近いところに三郎くんらしいオスのカワセミ。
やがてピューッとすごい速さで下池方面に飛んで行った。
2つの池を往復して忙しい三郎くん。
ポポーの花。
果実はアケビのような味がするというが、花はジミーな色合い。
北アメリカ原産で、明治中期に日本へ渡来したという。
英名がPawpawで和名はポーポー。それがつまってポポーと呼ばれる。
そばで咲いていたのはヤグルマギク。
池のほとりでキショウブが群生していた。
下池にまわると、いつの間にかスイレンが咲き始めている。
きのうおとといと公園に行ってなかったが、3日前は咲いてなかった、どころか花芽も顔を出していなかったから、この2日ぐらいで急激に水中から花芽が伸びてきて開花したのだろう。
すごい生命力。
ウメの実。まん丸でおいしそうだ。
3日前にみつけたカマキリの卵鞘(らんしょう)から最後の1匹だろうか?
孵化したばかりのカマキリの幼虫がぶら下がっていた。
やがて葉っぱの裏に。
大きくなれば肉食の成虫になるが、今はまだ敵から隠れるのが一番。
2羽のカルガモが首を上げ下げする求愛のポーズをしていたかと思ったら、やにわにオスがメスの上に乗っかって交尾を始めた。
うーん、やっぱり春は恋の季節。
葉っぱの上でハエトリグモらしいのが獲物を捕まえている?
よく見たら捕まえているのは同じクモのようだ。
とするとオスとメスが交接しているところか?
クモは交尾とはいわず交接という。
クモのオスは鼻先から伸びる触肢に精子を蓄えておいて、メスの生殖孔に受け渡す。メスの生殖孔も糸を出すお尻ではなく胸部に近いおなかの部分にあるから、お尻とお尻をくっつけあう交尾ではなく、交接というわけだ。
そばでは独り者?のハエトリグモ。
テントウムシも交尾中。
するとナント、上に乗っかったオスが盛んにブルブルとお尻を震わせて、サンバを踊っていた!
サンバのように見えたのはボディーシェイキングといわれるものだそうで、体を左右に動かしながら精子を確実にメスに受け渡すための行動のようだ。
細い網の真ん中にいるのはギンメッキゴミグモ。
銀メッキを施したように、光が当たるとキラキラと光って敵を欺く作戦か。
あったかくなっくるといろんなクモがあらわれてくる。
あったかくて天気がいいと出てくるものといえばチョウ。
ナミアゲハが地面におりて吸水していた。
雨が上がった直後だから地面はたっぷり水を蓄えている。
こちらではハクウンボクの葉っぱの水を吸っているのか。
ハクウンボクの鈴なりの花が、反りかえった形になっている。
重力に抗して、太陽を求めているのだろうか。
太陽に求愛する花。
公園からの帰り道、低い塀の上にキマダラカメムシがジッとしていた。
しきりに口吻をスリスリさせていて、どうやら甘いものでも吸っているようだ。
においをかぎつけたのか、アリもやってきて仲よく吸っていた。