月曜日朝の善福寺公園は快晴。ときおり冷たい風が吹く。
上池をめぐっていると、キンクロハグロが近くにやってきた。
鳥の目は、人間のように白目の部分はなくて虹彩と瞳孔(黒目)のみ。
瞳孔はカメラでいう絞りの役割を果たしていて、虹彩は瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する働きをする。
瞳孔以外に光が入らないようにするため、虹彩は色素細胞によっていろんな色に彩られている。
日本人の虹彩に茶色が多いのは、メラニン色素の関係によるものだろう。
鳥の虹彩はというと、キンクロハジロの虹彩は金色。これも何らかの色素の影響を受けているのだろう。
きのう見たカワウの虹彩はエメラルドグリーンだった。
きのうのカワウ。
ではけさは?と見てみると、黒っぽい目をしている。
はて、エメラルドグリーンじゃないか?
ひょっとして虹彩も構造色になっていて、太陽光を浴びないと青い目にはならないのだろうか?
それにしても、いつも思うのだが、カワウの正面顔は何となく滑稽だ。
下池にまわると、橋の下に小四郎らしいオスのカワセミ。
その近くの木の枝にはサクラらしいメスのカワセミ。
やっぱり2羽はこのところいつも近い距離にいる。
すると橋の下にいた小四郎がサクラのすぐそばまでやってきた。
写真ではわかりにくいが、左の枝に止まっているのがサクラ。コンクリートの土手の上にいるのが小四郎。
しばらくそのままでいたが、やがてサクラは飛び去ったのであとを追うと、何と、さきほど小四郎がいた橋の下に移動していた。
2羽は交代交代でエサ獲りしてるのか?
小四郎は場所を変えてエサをねらっていた。
池をめぐっていると、木陰に止まっていたのはまだ幼さの残るオスのカワセミ。
今までこのカワセミは一番若い六兵衛かと思っていたら、六兵衛は追いやられたかしたらしくていなくなり、代わってやってきた、やはり新参者のブンタとかいう若造のようだ。
サクラや小四郎とはかなり離れた場所にいたが、近寄るとサクラに追い立てられるので、見つからないようにひっそりしてるらしい。
やっぱりサクラの“本命”は小四郎なのか?
葉っぱがすっかり落ちた木に鳥の巣を発見。
葉っぱが繁っているころはまるでわからなかった。
再び上池にもどると、池の端に三郎らしいオスのカワセミ。
ときどき自分の縄張りの限界ギリギリのところまで行って文二とにらみ合うこともあるが、ここが彼の一番安心できる場所のようだ。