善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

オオタカ、あるいはツミ?の勇姿

水曜日朝の善福寺公園は快晴。寒さはそれほどでもない。

きのうから師走だったが、きのうは雨で2日ぶりの公園。

 

公園に行く途中、高い木にタカらしいのがとまっていた。

かなり大きいからオオタカのようだが、よく似てるのにツミもいるから、そっちかもしれない。

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善福寺川のどこかにオオタカの巣があるというから、そこから飛んできたのか。f:id:macchi105:20211202091547j:plain

獲物を探しているのか、鋭い目線で下界を睥睨している。f:id:macchi105:20211202091607j:plain

 

いずれにしろ猛禽系が近くに現れたからか、けさは上池、下池ともにカワセミを見ない。

どこかに隠れているのかな?

 

善福寺公園サービスセンターのTwitterに、公園内にキンギョバツバキ(金魚葉椿)があるというので探すと、ありました。f:id:macchi105:20211202091646j:plain

キンギョツバキ(金魚椿)またはキンギョバツバキ(錦魚葉椿)。

葉の先が3つに割れ、キンギョの尾ヒレのように見えるのでこの名がついた。f:id:macchi105:20211202091707j:plain

たしかに、まるでキンギョが泳いでいるみたい。

ヤブツバキの突然変異によって生まれたものを園芸品種にしたものという。

江戸時代にすでに存在していて、染井の植木屋・伊藤伊兵衛の園芸書「諸色花形帖」(1789年)に載り、「草木奇品家雅見」(1827年)では数種のキンギョツバキの記載があるという。

 

なぜこんな葉っぱになったか。

一種の帯化現象によって生まれたとされている。生長点の分裂組織の異常により茎・根などが扁平に広がる現象で、原因は、昆虫や細菌によって生長点が傷つけられたり、遺伝子の変異によるものだったり、いろいろあるらしい。

 

下池をめぐっていると、高いユリの木の先端にツグミがとまっている。f:id:macchi105:20211202091754j:plain

北の国からやってきたばかりなのだろうか、背伸びして、仲間を探しているのだろうか。f:id:macchi105:20211202091836j:plain

11月に公園内で目撃はしているが、あのときは一瞬で、こうしてじっくり見るのは今シーズン初めて。