火曜日朝の善福寺公園は曇り。風もなく、ちょっと蒸す。
けさも池の真ん中に3羽のカワセミの子ども。
全体的に黒っぽく、脚もまだ赤くない。クチバシも黒っぽい。メスだと下のクチバシが赤いはず。すると全員オスなのかなとも思ったが、子どものころはまだ赤くならないのだろうか。
親のカワセミが高いところからエサをねらっていた。
さらに池をめぐっていると、別の場所でも3羽の子どものカワセミがいた。
さっきのがこっちに飛んできたのか。
1羽が陸地を歩いている。
歩いているカワセミなんて珍しい。
しかも虫でも捕まえたのか、ムシャムシャ食べている。
まだ自分では魚をゲットできないので、手近な虫で我慢してるのだろうか。
池の上のロープに止まってダイブしているのもいた。
エサ獲りの練習か。
カルガモのヒナは5羽とも大きくなって立派な若鳥に。
それでもお母さんと一緒。
葉っぱの陰にきれいな緑色のクモがいた。
サツマノミダマシだろうか。
もともと夜行性で夜間に網を張り虫を捕らえるが、日中は網を畳んで葉っぱの上で休んでいるという。
その姿がハゼノキの実に似ていて、ハゼノキの実は京都あたりでは「サツマの実」と呼ばれるので、サツマノミダマシ。
命名者は京都の人だろうか。別にこのクモがだましているわけじゃないのに。
なぜハゼノキがサツマなのかというと、もともとハゼノキは和ロウソクの蝋(ろう)を実から採るために栽培され、広まったという。
実を砕いて蒸してから圧搾して取れるのが「木蝋」で、これを原料にロウソクがつくられた。
ハゼノキは東南アジアが原産地で、江戸時代に琉球王国から持ち込まれた。当時、琉球を事実上支配していたのは薩摩藩であり、薩摩から全土に広がったというので「サツマの実」と呼ばれるようになった。
カライモ(唐芋)が琉球に伝わってリュウキュウイモ(琉球芋)となり、薩摩を経由して全国に広がったのでサツマイモとなったのと同じだ。
ハムシみたいのが交尾中。
ヤマイモハムシのようだ。
頭部・胸部は赤色で、上翅は光沢のある暗藍色のハムシ。
ヤマノイモの葉っぱを好んで食べるのでこの名がついた。
カメラを近づけると、恥ずかしいのか交尾をしたまま逃げ回っていた。