善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

#演劇・ミュージカル全般

古川日出男作「ローマ帝国の三島由紀夫」

東京・中落合にある「シアター風姿花伝」(全100席)で、古川日出男作の1幕劇「ローマ帝国の三島由紀夫」を観る。 岸田國士戯曲賞にノミネートされるほどの評価を得ながら、なぜかどの劇団もやろうとしない戯曲の上演、というので出かけていく。 客席は満員…

創造の世界のすばらしさ ジェーン・エア

池袋駅西口・メトロポリタン8Fにあるシネ・リーブル池袋でナショナル・シアター・ライブ(NTLive)「ジェーン・エア」を観る。 イギリスの国立劇場ロイヤル・ナショナル・シアターで上演された舞台を映像収録し、映画館のスクリーンで上映する企画の中の1作…

十二月大歌舞伎 新版 伊達の十役

歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第1部「新版 伊達の十役(しんぱん だてのじゅうやく)」を観劇。 仁左衛門、菊五郎と並んで歌舞伎界で一番に贔屓にしていた吉右衛門の突然の訃報を聞いたばかり。 今年1月の歌舞伎座の正月公演で「仮名手本忠臣蔵」の大星由良…

仁左衛門・玉三郎 東海道四谷怪談

歌舞伎座「九月大歌舞伎」の第3部、4代目鶴屋南北作の「東海道四谷怪談」を観る。 4月、6月の「桜姫東文章」上の巻、下の巻に続く片岡仁左衛門、板東玉三郎の共演。やはり南北作の「桜姫東文章」での2人の共演が36年ぶりなら、仁左衛門の民谷伊右衛門、玉三…

夜中に犬に起こった奇妙な事件

池袋駅西口ルミネ8階のシネ・リーブル池袋で「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を観る。 「ナショナル・シアター・ライヴ アンコール夏祭り2021」と銘打って、過去に上映したナショナル・シアター・ライヴの作品から評判のよかった作品をアンコール上映してい…

今の時代にも通じる「新国立劇場 反応工程」

東京・初台の新国立劇場小劇場で上演中の「反応工程」を観る。作・宮本研、演出・千葉哲也。25日まで。 平日の昼間だったが、客席はほぼ埋まっていて、客層は男性は頭の白いオジサンが多かったが女性は若い人も目立った。 始めのうちは、役者が声を張り上げ…

仁左衛門・玉三郎 桜姫東文章/下の巻

歌舞伎座六月大歌舞伎第2部「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう) 下の巻」を観る。 清玄と釣鐘権助2役(実際は最後にちょっとだけ出る桜姫の許嫁、大友常陸之助頼国の3役)の片岡仁左衛門、白菊丸と桜姫2役の板東玉三郎という、36年ぶりの共演による…

イアン・マッケランの「リア王」

池袋駅西口ルミネ8階にあるシネ・リーブル池袋でイアン・マッケラン主演の「リア王」を観る。 「ナショナル・シアター・ライブ」の「アンコール冬祭り2020」で上映されたもの。 2018年7月11日から11月3日まで、ロンドンのウエストエンドにあるデューク・オブ…

「シラノ・ド・ベルジュラック」にみる異化効果

池袋駅の駅ビル・ルミネ8階にある映画館「シネ・リーブル池袋」で、ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)として製作された「シラノ・ド・ベルジュラック」を観る。 ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)とは、イギリスの国立劇場であるナショナル・シ…

フィガロの結婚~庭師は見た!~

きのう10月30日は東京・池袋にある東京芸術劇場コンサートホールへ。 モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚~庭師は見た!~」の再演を観る。 前から3列目、舞台中央付近のSS席。中央付近の前の2列はコロナ対策のためか、あるいはキャンセルか、空席だったの…

リチャード二世 足かけ12年の最終章

東京・初台の新国立劇場でシェイクスピア作「リチャード二世」を観る。 コロナ禍での上演というので当初発売時は座席の前後左右を1席ずつ空けていたが、その後緩和されて満席もオーケーとなり、前方席はけっこう埋まっていた。 シェイクスピアの史劇というの…

きのうのワイン+SPAC「アンティゴネ」上演映像

イタリア・トスカーナの赤ワイン「ジンガリ(ZINGARI)2015」 ワイナリーのペトラは、トスカーナ地方マレンマ地区の丘陵地帯に300haにもおよぶ広大な土地を所有。そのうちの100haの畑でブドウを栽培し、畑は鉄分を多く含んだ粘土質と砂質の土壌で、ティレニ…

トロールの森で「黄金バット」

今年も11月3日の文化の日から23日の秋分の日まで、都立善福寺公園を中心に野外アート展「トロールの森」が開催される。 2002年にスタートして今年で17回目を迎えるが、池をめぐる周囲にアート作品が展示されるだけでなく、野外劇場での身体表現や、JR西荻窪…