善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ハチにもガにも擬態した欲張りガガンボ

火曜日朝の善福寺公園は曇り。風は弱いがきのうより気温は低め。

 

上池をめぐっていると、けさはイトトンボが多い。

 

カイツブリは依然として抱卵を続けている。

 

ヤマボウシそっくりのホンコンエンシス。

同じミズキ科だが、ヤマボウシが落葉樹なのに対してホンコンエンシスは常緑の違いがあるという。

 

下池にまわると、メスのカワセミが枝にとまっていた。

別の枝に移って、エサ探し中か。

 

池のほとりでとてもカラフルな虫を発見。

最初、カノコガに似たガかと思ったが、ガにしては脚が長い。

とすると、尾っぽをはね上げ先が針みたいになっているからハチだろうかとも思ったが、結局、ガガンボだった。

ホリカワクシヒゲガガンボといって、ホリカワは発見者の名前にちなんでいて、漢字で書くと「堀川櫛髭大蚊」。

ハチやガや、いろんな虫に自分を似せる擬態のワザで、天敵に負けないゾと強さをアピールしているのだろうか。

 

再び上池に戻って、きのうアカミミガメが産卵しようとしていた箇所に差しかかると、土がかぶさっていている。

カメは産卵後、土をかぶせてカムフラージュするというが、その跡だろうか?それとも公園サービスセンターの人が見つけて処置された跡だろうか?

 

池のほとりの草むらでコシアキトンボが翅を休めていた。

近くにヤゴの脱け殻があったから、羽化直後のようだ。

真新しい透明の翅がキラキラ輝いていた。

 

公園のはずれのビワの実がたわわになっていた。

そういえば店先にビワが並ぶ季節になってきた。

いろんな果実が1年中出回る時代になってきたが、ビワだけは今ごろから6月ぐらいまでしか味わえない。それが楽しみでもある。