木曜日朝の善福寺公園は快晴。風はないが空気が冷たい。今冬一番の寒さを感じる。
けさも上池を半周してから下池へ。
カワセミが木の陰で隠れるようにしてエサをねらっている。
新参者のブンタかな。
池の端のほうには、けさもメスのサクラ。
ということは、近くの橋の下にはけさも小四郎がいるかな?と見ると、暗くてはっきりしないが1羽がとまっていた。
しかし、小四郎ではなくメスのカワセミのようだ。
アレ?サクラは池にいるから、サクラではなく誰かな?と思ってると川の下流の方へ飛んで行ってしまった。
再び目を転じてサクラの様子をうかがうと、鳴き声を上げている。
近くに小四郎らしいのがいて、やがて飛び去っていった。
さらに池をめぐっていると、シジュウカラやメジロなどの小鳥の群れが移動中だったが、その中にもう少し大きめの鳥がいる。
ツグミだった。
数えたら少なくとも6羽いた。
いつもは12月はじめには目にするのに、今年は遅いなーと思っていたが、ようやくやってきたようだ。
ツグミは晩秋から初冬にかけて群れで日本にやってくる冬鳥の代表。
夏の間はシベリアあたりで繁殖し、寒い季節になると南下して日本に飛来してくるのだが、そのルートは2つあるといわれている。
ひとつは、日本海を越えて能登半島など北陸・山陰地方の山地に大群でやってきて、そこから北陸・中部の各県を経由してそれぞれの越冬地に分散していくルート。
もうひとつは、サハリン、千島列島など島伝いにやってきて北海道を通って津軽海峡を渡り、日本列島を南下するルート。
善福寺公園にやってくるのは、日本海を越えて能登半島に渡ってきたグループなのか、あるいは北海道を通ってやってきたのが日本列島を南下してきたグループなのか、そのいずれかなのだろう。
越冬地に着いた当初は群れているが、やがて分散して単独行動するようになる。
けさ、群れているのは、おそらくきのうかけさあたりに善福寺公園に着いたばかりなのではないだろうか。
エサを探すときは地面に下りて枯れ葉の下とか地中の虫かなんかをつっついて食べるたりするが、まだ着いたばかりで様子をみているのだろうか。
下池を1周して上池にもどると、三郎らしいオスのカワセミ。
離れたところには文二らしいのもいた。
公園からの帰り道、オナガの群れが移動中だった。
けさも公園内でジョウビタキのメスを見たがそれも一瞬で、すぐにヨシの林の中に消えてしまう。このところそんなことの繰り返しで、何か寂しい。