善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

川せみのねらひ誤る濁かな

火曜日朝の善福寺公園は曇り。涼しいというより少しヒンヤリ。

 

けさも上池にカワセミ

きのうはメスのH子らしいのがいたが、けさはオスのブンジ(B2)くんのようだ。

エサを探すのでもなく、ジッとしていたが、池をめぐっていると目の前を飛んで行ったから、しばしの休憩のあとエサ探しを始めたのか。

 

下池でも、カワセミが1羽、やはり目の前を通りすぎていく。

エサ場を探してぐるっと1周しているみたいで、池をめぐっていると出会えた。

どうやらオスの三郎くんのようだ。

エサをねらってるようで、やがて飛び去った。

さらに池をめぐっていると、先回りして待っていてくれた。

虎視眈々と小魚をねらっていて、ついにダイブ!

しかし、失敗したみたいで、ツイーッと飛び去っていった。

英名では「kingfisher」、「漁師の王さま」と呼ばれるカワセミだが、見ていると、百発百中というわけにはいかず失敗することも多い。

 

川せみのねらひ誤る濁かな 正岡子規

 

正岡子規のこの句は、人の生き方をいっているようにも思える。

再び池を1周しながら小魚を探し続けるカワセミ

あれはワタシかもしれない。

 

枝の先にいたのはタカの仲間のツミ。

オスのようだ。

右を見たり左を見たりしていたが、獲物を探していたのか。

こちらもやがて飛び去っていった。

 

池の上空をツバメが旋回していた。

少し低く飛んでいたから、やがて雨でも降るのだろうか。