飲んべえ仲間が贔屓にしている岡山ラーメンの店が、コロナの影響を受けて8月28日をもって閉店するので最後のラーメンを食べよう、というので出かけていく。
その飲んべえ仲間と一緒に飲むのも半年ぶりだ。
JR新橋駅の銀座口からすぐ目と鼻の先にある「岡山中華そば 後楽本舗」。
ご当地ラーメンはいろいろと聞くが、岡山ラーメンはまだ食べたことがなかった。
何でも、このお店、東京のビジネス客に“岡山の味”を届けようと、1999年秋、岡山のラーメン店経営者らによってオープンしたという。
駅のすぐそばということもあって繁盛し、昼食時のほか、〆のラーメンを求める人たちで終電前には行列ができることも。
1年前にはテーブルや椅子を一新。おかげで昨年末には1日4、5百食を記録するほどとなったが、年が明けて襲ってきたのがコロナ禍。外出自粛の要請が解けても売り上げは低迷し、やむなく閉店を決めた、という。
うーん、かわいそう!
閉店間近で、名残惜しい常連客が懐かしくてやってくるだろうからと、混み合うお昼時を避けて午前11時前に行ったが、けっこうにぎわっている。
4人席に透明ビニールのカーテンを隔てて2人で座り、まずはビールと餃子、おつまみ3種、続いて日本酒をグビリとやり、〆は岡山ラーメン。
ネギそばを注文したところ、ネギたっぷりのラーメンが出てきた。
麺は細麺でストレート。このあたりは九州ラーメンに似ている。
スープは醤油に豚骨ベースだが、それほどしつこくなく東京ラーメンにもちょいとばかり似てなくもない。
お腹いっぱいになったが、せっかくだからもう1軒、というので新橋駅構内に最近オープンしたばかりの「カンナチュールキッチン(CANNATUREL KITCHN)」という店でワインを1杯。
7月30日から10月末までの限定オープンだそうで、つまみはちょいと高めの缶詰(自然派缶詰だとか)、ワインは1杯600円(ボトルだと3000円)。
立ち飲みだから長居はできない。軽く1杯ひっかけてお開きとなったが、別れたのは真っ昼間で、いい気分で帰還。