金曜日朝の善福寺公園は始め曇り、のち晴れ。雨が上がったばかりで湿度高く蒸し暑い。
けさも上池と下池にカワセミ。
上池のカワセミはメスのようだ。
一方、下池のカワセミもメスっぽい。オスはどうした?
カマキリが逆さスタイルで枝に偽装してし獲物を待ち構えていた。
コスカシバのメスが翅を休めていた。
サンショウ(山椒)の木陰にナミアゲハの幼虫を発見。
へー、ナミアゲハの幼虫って柑橘系の植物を食草にしてるはずなのに、なぜサンショウ?と思ったが、実はサンショウは柑橘系の植物なんだそうだ。
ナミアゲハの幼虫は4齢までは鳥の糞に擬態しているが、脱皮して5齢の終齢幼虫になると柑橘系の葉っぱに擬態して緑色に変化する。
でっぱった部分には目玉みたいな模様があり、これはヘビにでも擬態して身を守ろうとしているのか。
そばにサナギもあった!
アゲハのサナギの色には緑色と茶色の2種類あることが知られているが、このサナギは鮮やかな緑色をしている。
サナギになればもう動くことができないから、捕食者から逃れるために葉っぱに擬態して緑色になるのだろうが、中には、樹木にぶら下がってサナギになるときは樹皮に紛れるように茶色くなるものもいる。
アゲハの幼虫はどうやって緑になるか茶色になるかを決めているのだろうか?
実はアゲハは、目で見て決めるのではなく、脚から伝わる感覚でサナギの色を決めているのだという。
食草である柑橘系のツルツルした葉っぱの上とか細くスベスベした枝を這っている幼虫は、ツルツル・スベスベの刺激に反応して緑色になり、太い幹などザラザラ・ゴツゴツしたところで育った幼虫はザラザラに反応して茶色になるのではないかといわれている。
つまり、幼虫は、サナギになったときにまわりの環境に溶け込めるようにあらかじめ色を決めているのだ。なんてエライ、アゲハの幼虫。
公園の一角にあったチョウの食草についての掲示板。
なるほど、キアゲハはアシタバ、ミツバ、ジャコウアゲハはウマノスズクサ、アゲハチョウ(ナミアゲハ)はサンショウ、と書かれてある。