金曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうよりは多少気温が上がっているが、やはり朝は寒い。
きのう見た上池のホシハジロが3羽に増えていた。
おや?右側のホシハジロのそばにいる左のカモのは?
キンクロハジロだった。
目が金色で、黒い体に白の目立つ羽。
それで名前が金黒羽白(キンクロハジロ)。
オスは白黒のツートンカラーがはっきりしているがメスは白の部分が茶色っぽい。
とするとけさ見たのはメスか。
ホシハジロもキンクロハジロも繁殖期はシベリアあたりですごし、冬になると温暖な日本にやってくるカモの仲間だ。
公園内の遊歩道の脇でアゲハのサナギを発見。
コンクリート製の疑木を本物の樹木と間違えたのか、ここで冬を越すことにした越冬サナギだろう。
擬木の色に合わせたのか、くすんだ茶色っぽい色をしている。
昆虫の擬態について研究している東京大学の藤原晴彦教授によると、アゲハのサナギは緑色と茶色とがあるが、天敵に襲われないようにするため葉っぱや樹皮の色に擬態して、ああいう色になるのだという。
しかもアゲハは、目で見て自分がなるサナギの色を決めているのではなく、肢で決めているのだという。
食草である柑橘系のツルツルした葉っぱの上を這っている幼虫は、ツルツルする刺激に反応して緑色になり、幹などザラザラ・ゴツゴツしたところで育った幼虫はザラザラに反応して茶色になるのだという。
まわりの環境に溶け込めるための、何と巧みな色彩戦略だろうか。
けさのカワセミは、上池にまず1羽。
エサ探しをしている場所からすると文二くんのようだ。
下池に回ると、ドテ座りをしてないから小四郎くんか。
スックと立って、勇ましそう。
下池をめぐっていると、せわしなく飛んでいるカワセミを見たが、あれはどうやら六兵衛らしい。
再び上池に戻ると、三郎くんらしいオスのカワセミ。
すぐ目の前の至近距離だったので、じっくり観察。
獲物をねらう目が鋭かった。