水曜日朝の善福寺公園は快晴。雨上がりの朝。雨が空気をきれいにしてくれたのか、日差しが強く、まぶしい。
しかも、水面には靄(もや)が発生している。
水面が暖かく、そこに冷えた空気がくると水面から水蒸気が起き、それが凝結し水滴となって浮遊すると靄とか霧になるという。
そこに朝日が差し込んで、幻想的な朝の風景。
けさのカワセミは上池に少なくとも2羽、下池には1羽。
上池ではカワセミの鳴き交わす声。
暗い木陰で背伸びしているのは若造クンだろうか。
少し離れたところに、メスらしきカワセミ。
歩いていると別の場所にもカワセミ。
若造か、メスか、それとも別のオスかは不明。
ムム、第3の男、か?
下池をめぐっていると、池のほとりの枝に黄色い鳥がとまっている。目を凝らすとジョウビタキのオスのようだ。
今シーズン初のジョウビタキ!とばかりカメラをかまえるが、すぐに飛び去っていってしまった。
残念無念とガッカリすると、ちょうどカワセミが飛んできたのでパチリ。
ヒメジャノメが葉っぱの先っちょにとまっている。
羽化して間もないのか、きれいな翅をしている。
カタツムリの赤ちゃんを発見!
数㎜の大きさで、まだ殻もちゃんとできてないみたいだが、しっかりつかまっている。
きのうまでウマノスズクサの葉っぱにとりついていたジャコウアゲハの幼虫が、幹というか太い枝に移動していた。
ひょっとして蛹になる場所を探しているのだろうか。
公園からの帰り道、道路脇の石の塀に蛹を発見!
アゲハの蛹のようだ。ナミアゲハか、それともキアゲハだろうか。
それにしてもよくも人通りの多い、こんなところに蛹になったものだと思う。
アゲハだとすると、蛹の色は茶色か緑色の2種類と聞いたことがあるが、けさ見つけたのはどちらかというと黄色っぽい。
アゲハは幼虫のとき、鳥の糞などに擬態して天敵から逃れようとしているのはよく知られているが、蛹も擬態しているという。
なぜ緑色になったり茶色になったりするかといえば、これも鳥などの捕食者に見つからないための工夫にほかならない。
蛹になると羽化するまでの期間をジッと動かないでいなければならないので、太い幹や枯れた枝の茶色とか葉っぱの緑色に紛れて、天敵から逃れようとしているのだ。
では、緑色と茶色という別々の色になるのはどうしてか、どうやって色を変えているのだろうかというと、アゲハは目で見て判断するのではなく、脚を使って蛹の色を決めているのだという。
食草である柑橘系のツルツルした葉っぱの上を這っている幼虫は、ツルツルする刺激に反応して緑色になり、幹などザラザラ・ゴツゴツしたところを幼虫が這っていって蛹になったものは、その刺激に反応して茶色になるのではないかといわれている。
では、蛹になるため石の壁を伝っていくとどうなるのか?
ツルツルでも幹のザラザラ・ゴツゴツでもない、ハテどーしょう、と、かなり黄色っぽい緑色になっちゃったんだろうか?