善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「ワンチャンス」

チリの赤ワイン「ラス・ムラス・カベルネ・ソーヴィニヨン(LAS MULAS CABERNET SAUVIGNON)2017」 

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スペインのトーレス・ファミリーが南米チリで手掛けるワイン。

「ラス・ムラス」シリーズはIMO(オーガ二ック国際認定機関)認定の有機栽培のブドウを使用。カベルネ・ソーヴィニヨンのパワフルさとエレガントさを兼ね備えた味わいが魅力だとか。

 

ワインの友で観たのはイギリス映画「ワンチャンス」。

2013年の作品。

監督デヴィッド・フランケル、出演ジェームズ・コーデン、アレクサンドラ・ローチほか。

実在の人物、テノール歌手のポール・ポッツを主人公にした伝記映画。

 

イギリス・ウェールズに住むポール・ポッツは、幼いころから気が弱く、いじめられっ子だったが、歌は得意で夢はオペラ歌手になることだった。

しかし、夢を叶えるためヴェネツィアに留学し天性の美声に将来を期待されるも、憧れのパヴァロッティを前にして自信のなさを指摘され、「君は一生歌手になるのは無理」と酷評されてしまう。

失意の帰国後は結婚し、携帯ショップの店員として働きながらアマチュア劇団の舞台に立ったりするも病気や交通事故などで借金がかさみ、どん底の生活に。

そんなとき、偶然、インターネットでテレビのオーディション番組の出演者募集広告を目にする。

妻の励ましを受けて応募し、番組の舞台に立ったところ・・・。

 

オーディション番組でポールが歌ったのが、パヴァロッティが得意とする「誰も寝てはならぬ」だった。

その場面は、実際にポールが出演した番組の映像と同じだった。ポールだけ役者が演じていたが、驚きの表情で聞いている審査員の場面は実際のテレビ中継の映像だった。

 

驚きとか感動とかには、演技ではとても表現できないものがあるのだろう。