チリの赤ワイン「エミスフェリオ・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ(HEMISFERIO CABERNET SAUVIGNON)2019」
スペインのトーレスがチリで手がけるワイン。
チリの銘醸地セントラル・ヴァレーで採れるカベルネ・ソーヴィニヨン100%。
「エミスフェリオ」とはスペイン語で「半球」を意味し、南半球に位置するチリのワインであることを表しているという。
滑らかで飲みやすいワイン。
ワインの友で観たのは、民放のBSで放送していたブロードウェイ版「ロメオとジュリエット」。
松竹が行なっているアメリカ・ニューヨークのブロードウェイのミュージカルや演劇作品を日本語字幕付きで上映する「松竹ブロードウェイシネマ」の1作品。
イギリスのナショナル・シアターが舞台作品を映像で配信する「ナショナル・シアター・ライブ」のブロードウェー版といったところか。
今回放送されたのは2013年にブロードウェイで上演された舞台。
演出デヴィッド・ルヴォー、ロミオ役にオーランド・ブルーム、ジュリエット役にコンドラ・ラシャド、ほかの出演。
オーランド・ブルームは映画「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラス役、同じく映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」ではウィル・ターナー役で出ていて人気の俳優。
舞台に出てきただけで客席から「キャー、キャー」と悲鳴が上がっていた。
「ロミオとジュリエット」はいうまでもなくイタリア・ヴェローナを舞台にしたシェイクスピアの作品。
現代風にアレンジされた今回の「ロミオとジュリエット」では、ロミオがいるモンタギュー家は白人家族、ジュリエットがいるキャピュレット家は黒人家族という設定で描かれていて、アメリカ版「ロミオとジュリエット」だけに、どこか「ウェスト・サイド・ストーリー」(「ロミオとジュリエット」を元にしたブロードウェイ・ミュージカル)ふうの舞台だった。
ブロードウェイで「ロミオとジュリエット」が上演されるのは36年ぶりだとか。
ついでにその前に観た映画。
1968年の作品。
原題「THE THOMAS CROWN AFFAIR」
製作・監督ノーマン・ジュイソン、音楽ミシェル・ルグラン、出演スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ、ポール・バークほか。
若くして大金持ちのトーマス・クラウン(スティーヴ・マックィーン)は実業家として忙しく働く一方、危険な冒険に魅せられて、裏の顔は強盗の首領だった。
ある日、クラウンは5人の男を使ってボストンの銀行を襲い、260万ドルの現金を奪う。ボストン市警察のマローン警部補(ポール・バーク)は、保険調査員のビッキー(フェイ・ダナウェイ)に調査を依頼し、彼女はクラウンを黒幕と見抜いて接近していくが・・・。
スティーブ・マックイーン38歳のときの映画で、大声で笑うシーンが何度かあった。
アンチヒーローの代表みたいな役者で(そこが好きなのだが)、いつも苦虫をかみつぶしているような感じの彼が明るく笑うところを初めて見た。
ふだん笑う演技なんかしたことないのだろう、無理して笑ってる感じがしたが・・・。
主題歌の「風のささやき」はアカデミー主題歌賞を受賞し、映画公開当時日本でもはやった。
作曲したミシェル・ルグランは「シェルブールの雨傘」(1963年)、「ロシュフォールの恋人たち」(1967年)でも音楽を担当していて、ルグラン風とでもいおうか、どれも似たような雰囲気の曲。歌っているノエル・ハリソンは「マイ・フェア・レディ」のレックス・ハリソンの息子でイギリス生まれの歌手で俳優。英語で歌っているはずなんだけど、フランス語で歌うシャンソンに聞こえる。
音楽は旋律次第で言葉の響きにも影響を与えるのだろうか?