あまっちょろいラブソング

日曜日の善福寺公園は曇り。風がなく、蒸す。
セミががんばって鳴いている。
上池に久しぶり、カイツブリ。
フヨウ小道のあたりにカワセミが１羽。
池に映るシルエットが美しかった。

きのうは毎月１度の「ラジオぱちぱち」公開放送。
まずは11月の「トロールの森」のパフォーマンスで登場する「かっぽれ」の桃川亜太坊こと橋本フサヨさん。なんとご近所同士だった。
実際に踊ってもらったが（ラジオでは伝えられないのが残念！）、その踊りの見事なこと。粋でイナセ、という言葉がピッタリ！

続いてプリンセスKeikoの「教えて、その音」では、放浪の楽師で声楽家の辻康介さんがゲスト。
1600年ごろのイタリアの古楽を発掘して日本語に訳して歌っているそうで、生の歌を聴く。
手拍子をしながら聴き入ると、中世のイタリアの街角に紛れ込んだような気分になった。

最後は定番のサッカー・トーク「ロシナンテとヤスのザケンナヨ」。
これからのサッカーはパスによるコミュニケーションである、とのご託宣。

前日のおとといは、ラジオぱちぱちの仲間と映画「あまっちょろいラブソング」を観る。
夜9時からのレイトショーというので、映画の前にまずイッパイ。
場所は吉祥寺のバウスシアター。9月4日から17日まで上映。

監督・脚本、宮田宗吉。イタリア料理店でアルバイトをしながらバンド活動をするナオミ（下石奈緒美）は、ほかのメンバーたちに脱退したいと告げられる。さらに翌日にはマンネリ状態の恋人の小林（山中崇）からプロポーズされ、これからは普通の幸せを手に入れようと心に決める。が……。

自主制作映画といいながら、とてもていねいにつくられていて、なかなか上質な作品。ヒロインの下石奈緒美が好演。
内容も、青春のころの甘っちょろい経験の数々を思い出させてくれ、好感がもてした。
ただ、せっかく吉祥寺を舞台にしているだから、そこに住み働く人々の息づかいがもっと出ていればよかったのに・・。ハモニカ横丁の「おふくろ屋台」も映ってほしかったな～。

映画がはねて外に出ると、視界に「沖縄料理」ののれん。久しぶりに沖縄そばを食べる。コーレーグースーをちょっぴりたらして・・・。