金曜日朝の善福寺公園は快晴。このところ曇りや雨続きで、久しぶりの青空。
上池では、いつもの場所にマルちゃんらしいオスのカワセミ。
カルガモに混じって真っ黒な水鳥。
盛んに潜水を繰り返している。
何かゲットしたのか、くちばしを開けてモグモグ。
目が金色で頭や背、胸、尾っぽのあたりが黒、オスの羽が白いので「金黒羽白(キンクロハジロ)」。
夏はシベリアなど北の方で繁殖し、冬になると南下してきて、日本では冬鳥として越冬する。
キンクロハジロはカイツブリみたいに潜るのも上手なので、潜水して貝などをとって食べる。
けさのも盛んに潜っていたが、長旅でおなかが減っていたのか。
ただし、けさ見たのは1羽だけ。
いつもは集団でやってくるのだが、ほかのはどこに?
下池にまわると、カワセミがジッとしている。
きのう見たのと同じ若いオスかな?
久しぶりに見るオンブバッタ。
上のオスが赤くなった生殖器らしきものを伸ばしている。
それを受け入れるかのように、下のメスは前脚を伸ばして踏ん張っている。
交尾の最中かも。
折れ曲がった枯れ葉の上に何か乗ってるなーとよく見ると、赤トンボだった。
飛び疲れて羽を休めているのか。
再び上池に戻ると、葉っぱの陰にカワセミ。
さきほどのマルちゃんが縄張りの“視察”にやってきたのかな。
ところで、きのう見つけたシモフリスズメの幼虫だが、体中に点々と黒いシミみたいなのがあった。
あれは何かと、けさも幼虫を探したが、見つからなかった。
写真はきのうのシモフリスズメの幼虫のアップ。
きのうの写真ではもうひとつはっきりしないが、どうやらあれはただのシミではなく、体の表面に産みつけられたヤドリバエの卵が孵化して、体の中に潜り込むときにできた侵入口の跡のようだ。
ヤドリバエは漢字で「寄生蠅」と書くように、親がイモムシの体表に卵を産みつけたりして幼虫を宿主となるイモムシの体内に侵入させ、孵化した幼虫は宿主の栄養を奪って成長していく。
中には宿主を殺さずに共存するケースもあるらしいが、多くは宿主の体を食べ尽くしてしまうのだという。
何てコワイ話。
とするときのう見たシモフリスズメの幼虫の運命は?
かわいそうというほかないのだが・・・。