善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

蜜を吸うハチの“正体”は?

火曜日朝の善福寺公園は曇り。風が少し冷たく感じられるようになってきた。やっぱり季節はめぐる。

 

けさも公園1周。上池・下池をめぐる。

公園の花壇でシュウメイギクが咲き始めた。

中国原産で、秋にキクに似た花を咲かせるところから「秋明菊」。

 

上池では、けさも定位置にマルちゃんらしいオスのカワセミ

 

若造くんはというと、きのうとは違って池の淵の葉っぱの陰。

 

下池にまわると、小鳥たちのにぎやかな声が聞こえる。

見上げると、エナガが朝のごあいさつ。

横向いて、次はあっちへ行こうかな~。

枝をつついていたコゲラがヒョイと頭を上げた。

 

アシタバの花に小さい虫が集まっていた。

真ん中のブルーに輝く虫は?

キンバエの仲間が花の蜜を吸いにやってきたのかな?

口吻をゾウの鼻のように長く伸ばしている。

花蜜を吸うのに特化してゾウの鼻のような口吻を持つハエにツマグロキンバエがいるが、こんなに青く美しい体をしていないが・・・。

 

あざみの花蜜を吸っているのは触角の長いハチ。

帰って調べたらキンケハラナガツチバチのようだ。

金色の毛に覆われたスマートな体のツチバチ。

成虫は花蜜をエサにするが、幼虫は土の中のコガネムシ類の幼虫を食べて育つ。

つまり寄生バチというわけで、メスは毒針を持っていて、それで土中のコガネムシ幼虫に針を刺して麻酔をかけてその体表に産卵し、孵化した幼虫がコガネムシ幼虫を食べて成長するというわけだ。

あの長い触角でターゲットの幼虫を捜すのだろうか。