善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アブラゼミの5つの眼

水曜日朝の善福寺公園は晴れ。多少雲が多いが、散歩のため家を出る時点ですでに28℃超。

それでも毎朝同じような時刻に、同じコースをたどり公園1周。

 

上池では今年生まれたカイツブリの子ども。

親離れして、自立できたのだろうか?

 

モンクロシャチホコが葉っぱの陰でジッとしている。

これで成虫なんだが、まるでガには見えない。

鳥のフンに擬態しているのだとか。

 

チョウトンボがじゃれ合いながら飛んでいて、ちょっとひと休み。

 

上池を半周して下池へ向かう。

上池と下池を結ぶ小川(遅野井川)には、水質悪化により立入禁止の看板。

このところ雨も降ってないし、猛暑が重なって水質にも悪影響を与えたのだろうか。

 

羽化して間もないアブラゼミがジッとしているので、近寄ってお顔を拝見。

クモは8つの眼があるが、セミには5つの眼がある。

左右の2つの複眼、それに、真ん中にある3つの赤い単眼だ。

複眼は人間と同じように普通にものを見る役割を果たしていて、単眼はより高感度に明るさを感じ取ったり、飛ぶときの姿勢制御の役目もあるといわれている。

ちなみにミツバチなどハチの仲間もセミと同じに5つの眼がある。

 

下池をめぐっていると、カワセミがエサをねらっていた。

大人のオスのようだが。

 

久々、トビイロトラガの幼虫。

トラ柄、あるいはヒョウ柄

なかなかド派手なデザインだ。

 

葉っぱの陰にはハグロトンボ。

 

下池と善福寺川の間の橋の下にシラサギがやってきていた。

こうして見ると涼しげなんだが。

 

モンクロシャチホコが交尾の最中。

モンクロシャチホコの幼虫は大量発生するとサクラを食害するので嫌われているが、今年は大丈夫かな?

 

オレンジ色のセセリチョウを発見。

キマダラセセリかな?

 

先日見つけたゴマダラチョウの幼虫。

エノキの葉っぱを食べて大きくなっていた。

ゴマダラチョウは年に2回または3回発生するそうで、そういえば年に何回か羽化したあの脱け殻を見る。

低地では、第1化は5月下旬、第2化は7月ごろにそれぞれ羽化し、7~8月に産卵した卵からかえった幼虫は、早くも9月ごろ第3化として成虫になるものと、そのまま幼虫で越冬するものとがあるらしい。

 

翅の端っこが千切れたミスジチョウ。

星のように見える小さな斑点がたくさんあるから、ホシミスジかな?

 

再び上池に戻ると、カナヘビが姿を見せていた。

下から見上げると、森の中の小さな恐竜。