日曜日朝の善福寺公園は快晴。猛暑ふたたび。
このところ毎日、上池の同じようなところにカワセミ。
オスのようだが、マルちゃんかな?
今度は薄暗い場所の枝の上に。
羽化して間もないアカボシゴマダラ。
まだ翅も新しく、美しい。
上池から下池に向かっていると、コムラサキ。
ちょっとだけ紫色になってくれた。
下池をめぐっていると、アキアカネが翅を休めていた。
成虫が見られるのは6月から晩秋にかけてだが、夏の間は涼しい山地ですごし、秋になると低地に移動してくる。低地も今は夏の猛暑だが、秋が近いことを知っているのだろう。
下池を1周してふたたび上池へ。
ノカンゾウが1輪だけ咲いていた。
始め、ヤブカンゾウかと思ったが、ヤブカンゾウの季節はすでに終わっているはず。
よく見ると大きい一重の百合に似た花。
ヤブカンゾウはもっとくしゃくしゃっとしていて八重咲きだから、明らかに違う。
枯れ枝に擬態したカマキリがぶら下がっていた。
近づくとギロッとこっちを向いた。
だいぶ年季の入った色合いだ。
先日見つけたゴマダラチョウのさなぎのところに行くと、ほかにもゴマダラの幼虫がいた。
数えたら全部で3匹。さなぎを入れれば4匹になる。
ゴマダラには、在来種のゴマダラチョウと外来種のアタボシゴマダラチョウとがいて、背中の突起が3対なのがゴマダラで、4対あるのがアカボシゴマダラなんだが、けさ見たのは、4対と3対が混在していた。
こちらは背中の突起が3対の幼虫。
種類の違うのが混在してるなんてあるのか?あるいはまだ幼くて4対目が見えないのか?
幼虫のかわいいお顔をとくと拝見。
例年、このあたりでゴマダラが卵を産んで、幼虫、さなぎになって羽化していくが、近くにバス停があり、車の通るにぎやかな大通り沿い。
何もそんなところで、とも思うが、人通りが多い方が天敵が寄ってこなくてむしろ安全なのかもしれない。
ひょっとして都会で生きる生き物たちの知恵?
上池をめぐっていると、何と、公園の案内版の上でモンクロシャクホコが交尾していた。
堂々としていて、いさぎよい。
小さな葉っぱの上に、小さなカメムシ。
ハートマークがかわいい、エサキモンキツノカメムシだ。