善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

もう次の子づくり始まる?

火曜日朝の善福寺公園は快晴。日差しは暖かいが、時折強く吹く北寄りの風が冷たい。

 

公園に着くと、さっそくエナガがお出迎え。

朝の食事で忙しそうだが、ヒナが見られるのはいつ?

 

上池では、文二らしいオスのカワセミ

給餌ポーズでエサの小魚をくわえたままジッとしている。

離れたところにサクラらしいメスがいて、ピーピー鳴いている。

あれはエサを私に頂戴といってるのか、さっさと巣にいるヒナにあげにいきなさい、といってるのか。

やがて文二は矢のような速さで巣に向かって飛んで行った。

文二がいなくなったと思ったら、サクラのそばにオスのカワセミがとまった。

矢のように飛んで行って矢のように帰って来たのか?

少しずつ互いの距離を縮めていく。

やがて交尾を始めた。

きのうも交尾していたから、毎日のルーティンになってるのか?

カワセミの繁殖期は夏の8月ぐらいまで続き、最初の子育てが一段落すると次の子づくりに励むことがある。

一番子に続いて二番子の準備に入ったのだろうか。

交尾のあとの文二。次のエサをねらってる。

 

ミスジチョウが翅を広げてとまっていた。

胴体部分が構造色になっていて、朝日を浴びて美しい虹色に輝いている。

ミスジチョウがとまるときに翅を広げるのは、あの美しい胴体の模様を見せたいためなのでは?とも思ってしまう。

構造色は色素によるものではなく、体の微細な構造が光の反射によって光学現象を起こし、着色しているもの。

カワセミの羽の色も構造色だが、チョウも負けずに美しい構造色で私たちの目を釘付けにする。

 

遊歩道を歩いていると上の方からコンコンコンコンと木をつつく音がする。

ときどきギーギーという鳴き声もするからコゲラとわかる。

見上げると、幹を登りながらエサを探しているところだった。

虫が潜んでいそうなところにやってくるとコンコンと忙しくつっつく。

ときどきキョロキョロとあたりをうかがっている。

木のテッペンまでやってきて、次はどの木に行こうかと思案中?

 

シャクトリムシが逆さになりながら葉っぱを食べようとしていた。

後ろ脚でしっかり体を支え、前脚で葉っぱをつかまえている。

 

公園を1周して再び上池に戻ると、さきほどのカワセミの文二が、エサをねらっているのか、それとも休憩中?

けさも子育て・子づくりに忙しい文二だった。