月曜日朝の善福寺公園は曇り。夜来の雨がやんでいたので散歩に出発。
上池をめぐっていると、カワセミの声はするんだが、見つからない。
下池にまわると、ここでもカワセミの声がして、一瞬、姿を見せたがすぐに見えなくなった。
浅い水の中で、カエルがジッとしていて動かないでいた。
ヒキガエルだろうか、後ろ脚を伸ばして踏ん張ってるみたいにみえる。
冬は土の中で冬眠するのかと思ったが、まだそれほどの寒さではないし、水の中は意外と暖かいのかもしれない。
それにしても、水の中でも生きられるカエル。両生類のカエルは、水中と陸上の両方の世界で生きていくことができる。ずいぶん便利だなと思ったら、そんなことはないよと教えられたことがある。
両方の世界で生きていけるということは、水の中と陸の上、どっちかかがなくなっても平気なのかというとそんなことはなく、両方の世界があるからこそカエルは生きられるのだという。
だから、カエルは自然のバロメーターであり、カエルがいなくなったらもはやそこには自然がない、ということを昔、亡くなった東武動物公園園長の西山登志雄さんから聞いたことがある。
さらに池をめぐっていると、サクラの古木が根元からドサリと倒れていた。
きのう見たときも、だいぶ斜めになっていて、そのうち倒れるんじゃないかと心配していたが、夜中の風雨に耐えられなかったのだろうか。
樹氷ならぬ樹水?
水滴をいっぱいに蓄えている。
上池に戻ると、ボート乗り場にカワセミがやってきた。
エサをねらってるようだが・・・。
やがてあきらめて去っていった。