火曜日朝の善福寺公園は曇り。気温は高く春の陽気。
さわやかな風も吹いていて、桜吹雪の中を歩く。
けさも上池、下池ともカワセミの姿はなし。
でも、きのう昼近くに公園に行った人によると、下池の巣穴の近くにオスがいたというから、たまたま見なかっただけかもしれない。
けさはコゲラの声をよく聞く。
高~い木のテッペン近くにいた。
公園をめぐっていると別の場所にも。
マガモのメスが休憩中。
ギョイコウザクラ(御衣黄桜)が咲き始めた。
淡い緑色をしていて、別名緑桜。
日本原産の栽培品種で、江戸時代中期からこの名が見られ、貴族の衣服の色に似ているというのでこう呼ばれるようになったという。
ところが、フト気になって「日本国語大辞典」を引くと、「御衣香」とある。
はてどっちが正しいのか。
「御衣香」というのは高貴な人の衣の香りという意味か。たしかに香りを楽しむ風習は「香合わせ(薫物合せ)」などといって平安時代からあり、「源氏物語」にも登場している。
この名前も捨てがたい。
もう北へ帰っちゃったかと思っていたら、ジョウビタキのオスが低い木に止まっていた。
キョロキョロ様子を見ている。一緒に帰る仲間、特にメスを探しているのか?
地面に降りてエサ探し。
また上に飛んでいってサクラの花の中。
蜜を吸ってるのではなくて、花に寄ってきた虫でも探しているのか。
また低いところにやってきて、けさはやけに大サービスしてくれた。
公園ではウグイスもあちこちで鳴いている。
ホーホケキョの声を頼りに目を凝らす。
鳴きながら藪の中を動していて、けさも一瞬だけ姿を見せてくれた。
ホーホケキョと鳴くのはオスだけだから、このウグイスはオスに違いない。
ウグイスが枝から枝へ鳴きながら移動することを「谷渡り」といって、縄張りへの侵入者への警戒の声だという。
近くにいる人間にも警戒しているのかな?