昼食で食べたのはカレー風味のヒラメ。ほかにサラダ、ビール。
渡し船で対岸に渡る。
客が来ればすぐに出航し、市民の身近な足として活用されている。
ナントこの舟、動力はなく、船を動かしているのは川の流れ。川に対して斜めに渡されたロープを伝って行くことで、水に押されて対岸にたどり着く。
船頭は若い女性で、愛想よく「メルシー」と言っていた。
対岸に渡り、川べりを歩いていく。
スズメらしいのが盛んに道路に下りきてはエサをついばんでいた。
すると、上流のほうから人が流されてくるではないか。
スワ事件か、と思ったらそうではなく、泳ぎを楽しんでいるらしい。
ここでは専用の袋に自分の衣服を中に入れ、それを浮き袋がわりにして泳ぎのがはやっているそうで、好きな地点まで川の流れに身を任せて流されていく。「ウィッケルフィッシュ」と呼ばれる専用の袋に衣服が入っているので、元の場所まで戻る必要がなく、スイミング愛好家に人気なんだそうだ。
10分ほど歩いて着いたのがティンゲリー美術館。
廃材を利用して動く彫刻を制作することで知られる現代アートの巨匠、ジャン・ティンゲリー(1925年-1991年)の美術館。彼はスイスのフリブールで生まれ、ほどなくバーゼルに移住。バーゼルゆかりの芸術家だ。
機械仕掛けのオモチャみたいな作品が、小さいのから巨大なものまで、バタバタガッチャンと動いていて、子どもはもちろん大人も楽しめる。
歩き疲れてスタバでコーヒータイム。
道行く人をながめながら休憩。
ほかの人のテーブルにスズメが飛んできた。
バーゼルにかぎらず、フランスに行ってもすぐ近くにまでスズメが飛んできた。
それというのもヨーロッパで食べたり飲んだりするときは屋外のテラス席が人気だから、スズメも寄ってきやすいのだろう。
エゴン・シーレの絵がいくつもあった。
その1つ。
リズ・マゴー(Liz magor)という作家の作品。題して「Being This」。
日本の奈良美智の作品もあった。
ふたたびマルクト広場に戻って見つけたレストランのテラス席で夕食。
帰りは歩いてホテルへ。
途中、夢中になって躍り狂う若者たちの集団と出会う。
何かのイベントだろうか?