木曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうより少し気温が低めで、風が冷たい。
けさも最初は上池のカワセミ。
文二らしいのがいつもの定位置でお出迎え。
下池に向かう途中にはメジロ。
下池をめぐっていると、高い木のあたりから、ツグミぐらいの大きさの鳥が下降してきて、池のほとりの水面よりちょっと上ぐらいのでっぱりにとまった。
少しの間、ほとんど座り込んだみたいになったが、やがて飛び去った。
ハテ何という鳥だろうと帰って調べたら、タシギに似ている。というより、どう見てもタシギに見えるんだが・・・。
タシギは真っ直ぐな長いクチバシを持つシギの仲間。
ユーラシア大陸北部や北アメリカ大陸北部などで繁殖し、冬になると南に渡って越冬する。日本では、春と秋に渡りの途中に飛来する旅鳥、もしくは本州中部以南では越冬のために飛来する冬鳥となっている。
頭部や胸、背中のあたりに黒と白が混ざったような羽毛で覆われていて、何より白いラインが特徴的だ。
シギの仲間だが海岸や干潟に行くことはなく、淡水域の泥地を好み、水田、蓮田、湿地、池沼畔などにやってくる。このため名前も田の鴫(しぎ)でタシギというわけか。
それで善福寺池に飛来してきたのだろうか。
タシギがいるということは、豊かな自然環境がある証拠ともいわれる。
心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ
この歌に登場するシギとはタシギのことだといわれている。
下池のいつもいるあたりにはサクラらしいメスのカワセミ。
強い風が吹くと御髪が揺れている。
しかし、けさはオスの姿はなかった。
再び上池に向かっていると、エナガとメジロの群れが頭の上を通過していく。
数十羽はいると思うが、写真でとらえたのはエナガの1枚のみ。
何しろすばしっこくて、葉っぱの中を移動していくもので・・・。
けさもジョウビタキのオスにお目もじ。
近くにはシロハラもいた。
上池に戻ると、三郎らしきオスのカワセミが、やはり定位置にいた。