日曜日朝の善福寺公園は曇り。けっこう寒い。きのうに比べて風はないが。
けさのカワセミは上池のボート乗り場付近に1羽。
遠くの高い木のテッペンに止まっているのは・・・?
頭が赤いからアオゲラのようだった。
エナガの群れが梢をめぐっていた。
帰り道の区立公園でビワの花がひっそりと咲いていた。
冬に咲く花は少ない。ということは競争相手が少ないというわけで、花粉を媒介してくれる虫たちを独占できる利点があるのだろう。
冬に花を咲かせ、初夏のころに実がなるが、ビワは自家受粉するので1本だけでも実がなる。さすがにこの季節になると花粉媒介に訪れてくれる虫や鳥は少ない。それでも精一杯咲いている。
枇杷の花鳥もすさめず日くれたり 蕪村
ビワの花が精一杯咲いている。それなのに、地味な花ゆえか、訪れる鳥は少ないまま、日が暮れていく、といった意味か。
ついでにきのう、半蔵門の国立劇場小ホールで長唄東音会(東京芸術大学卒業生による長唄の演奏団体)の初代会長である山田抄太郎50回忌追善演奏会があり聞きにいったが、開場前にベンチに座っていたら、スズメが集まってきた。
きっとここに座ってお弁当なんかを広げる人が多く、それでおねだりにきたのだろう。
人馴れしているようで、足元のすぐ近くまで寄ってくる。
こうしてみるとスズメって意外と目つきが鋭い。