木曜日朝の善福寺公園は曇り。気温は低めだが湿度高くムシムシする。
けさのカワセミは上池に1羽が遠くに止まっていた。
秋の花が咲いている。
カリガネソウの花。
秋を告げる清楚な青紫の花。
カリガネソウの名は、長く伸びた雄しべと雌しべ、左右に開く花の形が雁の飛翔に似ているというのでついた。
ずうずうしくも隣の花からもしべが伸びている。
ナルホド、そういわれてみれば。
「カリガネ」は雁(カリ)の鳴き声のことで、転じて鳥(雁)の異名、と日本国語大辞典にある。
別名はホカケソウ(帆掛草)。こっちもナルホドと思うが。
何でこんな舌をアカンベーしたみたいな花の形なのか?
ハナバチなど花粉を媒介する虫が花びらにとまると、虫の重みで花びらが下がって花が首をもたげるように角度を変え、虫の背中に花粉と柱頭が付いて花粉を付けるとともに受粉する仕掛けになっているのだとか。
そばにカッシアの花。
別名・小葉(こば)のセンナ、アンデスの乙女。
南アメリカ原産の植物だ。
こちらではアオサギ。
きのうの雨に誘われたのか、カタツムリの赤ちゃん。
やけにつやつやのカメムシ。
体全体に松ヤニのような粘液質をまとったヤニサシガメだろうか。
ほかの虫を捕らえその体液を吸って生きる。
最近は南方からやってきたヨコズナサシガメとの生存競争に負けて、都市部では少なくなったといわれるが。
セミの声がしなくなって、鳥の声が聞こえるようになってきた。
シジュウカラが梢をめぐっていた。