日曜日朝の善福寺公園は晴れたり曇ったり。気温はきのうよりは多少高めだが、湿度はきのうより多少低め。蒸し暑いのは変わらないが・・・。
上池を半周して下池にまわる。
しかし、やがて諦めてしまった。
イトトンボがこっち向いてとまった。
くりくりオメメにおちょぼ口。
池の奥の方からカワセミの鳴き声が聞こえたが、姿は見せず。
すると今度は頭の上の方から鳥たちの声。
見上げると小型の鳥の群れが木の高いところでエサを漁っている。
エナガがちょこっとひと休み。
木の実をむさぼり食べているのはメジロ。
にぎやかな小鳥たちの食事風景だった。
下池を1周して再び上池へ。
カナヘビがジッと動かずにいる。
ああやって獲物がやってくるのを待っているのか。
上池をめぐっていると、カリガネソウにクマバチが蜜を吸いにやってきていた。
カリガネソウは花の形が渡り鳥の雁(カリガネ)にの飛ぶ姿に似ているというので名がついたが、帆掛け舟ににているというので別名・ホカケソウ(帆掛草)とも呼ばれる。
それにしてもカリガネソウの花の形は不思議な形をしているが、これは、子孫繁栄のための工夫の結果でもある。
虫が蜜を吸うために花につかまると、その重みで上にある雄しべと雌しべが虫の背中にくっつく仕掛けになっている。
虫はおいしい蜜を吸いにやってきて、かわりに花粉媒介の手伝いもしているというわけで、カリガネソウの戦略のしたたかさをほめるべきか、やってきてくれる虫もエライというべきか。まあ、持ちつ持たれつということだろう。
公園の片隅で白いヒガンバナ、シロバナマンジュシャゲが咲いていた。
赤いヒガンバナは和名がヒガンバナ(彼岸花)で、別名・マンジュシャゲ(曼珠沙華)というのに対して、白い方は和名がシロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)で、別名がシロバナヒガンバナ(白花彼岸花)。
ヒガンバナの二倍体とショウキズイセンとの種間交雑種といわれていて、それで“ご本家”に遠慮してヒガンバナの別名を和名にしたのだろうか。