火曜日朝の善福寺公園は曇り。明け方まで雨が降っていたらしく、地面は濡れていて水たまりもあちこちに。気温はきのうより高めだ。
雨が降ると出てくるのがカタツムリ。
右巻きが出てきたら大発見だ。
上池を半周して下池を1周。
けさは上池でカワセミの声がしたが姿はみえず、下池では声も聞こえなかった。
再び上池へ。
けさもフヨウの花にスズメガの仲間でハチに擬態したホシホウジャク(星蜂雀)がやってきていた。
しかし、けさのホシホウジャクは蜜のなめ方が違う。
今までのは、花から離れたところでホバリングしながら細長い口吻を伸ばし、花の中に差し込んで奥のほうにある蜜を吸っていたが、けさのホシホウジャクは花の横から口吻を差し込んでいる。
赤い花も白い花も、まだつぼみで花が開いていないのに横から口吻を差し込んでいる。
鳥や虫などが花粉の媒介を行わず蜜だけを奪っていくことを「盗蜜」というが、ホバリングしながら蜜を吸うハチドリがそうだし、ホシホウジャクも同じ「盗蜜者」、つまり蜜泥棒。
蜜盗のパターンとしては、長い口吻を伸ばして花の奥にある蜜を吸い上げるのもあるが、花を食いちぎったり引き裂いたりして蜜を吸ったり、花に穴を開けて蜜を吸うのもいる。
花の蜜はたいがい花の奥の方の、根もと付近にあるため、花を食いちぎって奥にある蜜を吸うのはワカケホンセイインコとかスズメなどがいて、花散らしの鳥として知られる。
サクラでよく見られるが、こうした鳥たちがやってきたあとは地面に花がいっぱい落ちている。
けさ見たホシホウジャクは、花に穴をあけてまんまと蜜を奪い取るタイプで、まさしく蜜泥棒だった。
公園内に1本だけあるクリ(栗)の木。
実がなってないかなーと探すと、イガのついた実がいくつもなっていた。
ただし、まだ成熟途中なのか、イガはトゲトゲではなく柔らかそうだった。
ホトトギスの花が咲いている。
和名の由来は、花の紫色の斑点が鳥のホトトギスの胸にある斑点に似ているというので名前がついたという。
英名は「Toad lily」。「ヒキガエルのようなユリ」の意味だそうだ。
さらに日本での別名は「油天草(ゆてんぐさ・ゆてんそう)」。
模様が油のシミに見えるからだとか。
花の形が変わっている。
花の中からさらに花が突き出てるようにみえて、何だか妖しげだ。
センダンの実がかたまってなっていた。
果肉には有毒成分が含まれているはずだが、ヒヨドリは大好物。きっと解毒する能力を持っているのだろう。