善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

自然がつくり出す“アート作品”

金曜日朝の善福寺公園は快晴。深まる秋。散歩日和。

 

公園に着くと、かわいい小鳥の声。

見上げるとメジロが何羽かで梢をめぐっていた。

鳥たちの朝の食事風景。

 

上池ではコサギが2羽。向こうにはカワウ。

 

池のほとりでアカトンボがとまっている。

よく見るアキアカネと違って翅の先が黒くなっている。

それに頭部を含めて全身が赤い感じ。

とするとコノシメトンボだろうか。

 

上池を半周して下池へ。

けさはミスジチョウをよく見る。

 

アオサギが首を長く伸ばしていた。

 

池のほとりではイトトンボ

 

下池を1周して再び上池へ。

フヨウの花にホシホウジャクがやってきた。

いつもだと、ハチドリみたいに花から離れたところからホバリングしながら長いストローのような口吻を伸ばして蜜を吸うのだが、まるで花の中に潜り込んでいるように見える。

よほど花の奥深くに蜜があるのだたろう。

花にとまっているように見えるが、しきりに翅を動かして、しっかりホバリングしながら蜜を吸っていた。

 

アカトンボの代表選手、アキアカネ

 

葉っぱにとまっていたのは、浅葱色した美しいガ。

翅に描かれた白いラインが波のように見える。

これぞ自然がつくり出すアートだ!

帰って調べたら、ウスキヒメアオシャクか、あるいはヒメウスアオシャクのようだ。

どちらも色合いから大きさから形から、とてもよく似ていて判別が難しいが、外縁に沿って白い点が並ぶのがウスキヒメアオシャクで、白線が並ぶのがヒメウスアオシャクだというから、けさ見たのは白い点が並んでいたのでウスキヒメアオシャクのようだ。

それにしても、判別するにはほんのちょっとの違いを子細に見ないといけない。

ガの世界は奥深い。