善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ホシハジロにマガモも飛来

木曜日朝の善福寺公園は晴れ。きのうよりは少し気温が高め。日差しが暑く感じる。

 

公園に着いて、まず上池をめぐろうとして先週13日にやってきたキンクロハジロを探すが、けさは見あたらない。

かわって見つけたのがホシハジロだ。

キンクロハジロ同様、夏はシベリアあたりで繁殖して冬になると善福寺池にもやってくる冬鳥。

オスのようで、しかも1羽のみだった。

 

そばではホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)がエサをねらっていた。

 

カリガネソウにやってきたのはホシホウジャク。

ホバリングしながら長い口吻を伸ばして蜜を吸っている。

 

池をめぐっていると、カワセミが飛んできてとまった。

朝日に照らされて、くちばしの下の部分が赤いからメスのようだ。

キョロキョロして落ち着かない感じ。

場所を移動して、やっぱりキョロキョロ。

先日来、カワセミ同士で追っかけっこを繰り返しているので、相手を探しているのだろうか。

 

池をめぐっていくと、さっきのカワセミがいたのとは池の反対側のボート乗り場付近で別のカワセミ

こちらは全体的に黒っぽくてまだ幼そうだ。

さっきのが今年最初に生まれた1番子なら、こちらは夏に生まれた3番子ぐらいか。

やっぱりくちばしの下の部分が赤っぽいものの、オスのようにも見えるんだが。

ダイブして小魚をゲットし、対岸のボートの上に。

飲み込むやいなや、さきほどの別のカワセミがいる方向へと飛び去った。

 

上池を半周して下池へ。

下池のほとりではけさもエナガの群れと遭遇。

 

カルガモカップルが仲よくオシャベリ中?

 

チカラシバの穂先にシジミチョウがとまっていた。

細長い口吻を伸ばして何か吸っている。

チカラシバはイネ科の植物で、目立たないけど花を咲かす。花期は8~10月ぐらいだという。

チカラシバの花も蜜を出すのだろうか。それとも蜜ではない別の養分をシジミチョウは吸っているのだろうか。

 

秋深し、サンショウ(山椒)の実が赤くなっていた。

 

再び上池に戻ると、ホシハジロの姿はなくて、かわってマガモのメスだろうか。

日本にはやはり冬鳥として北の国からやってくる。

それにしても先ほどはホシハジロが1羽で、マガモも1羽。

冬鳥たちはおそらく北の国から集団でやってきているはずだが、ほかの仲間はどうしちゃったのか。

黒い目が一瞬、白くなった。

するとまた黒くなって、黒くなったり白くなったりを繰り返している。

実はカモのまぶたは白いんだそうだ。

なぜかというと、一説によれば天敵に襲われないように寝ているときも目を開けていると見せかけるためだとか。

また、頭部の目の周辺の色が黒っぽい種類ではまぶたは白だが、頭部が白っぽい種類ではまぶたは黒いともいわれているらしい。

これも天敵に対する防御反応だろうが、今度よく見てみることにしよう。

 

公園から帰ろうとしたら、池の上で2羽のカワセミ(ひょっとしたら3羽かもしれないが)追っかけっこをしていた。