木曜日朝の善福寺公園は曇り。雨が降りそうで降らない。
池の真ん中にカワセミのメスが止まっていて、すぐ飛び立った。
十字架のようなガ、トリバガだ。
去年も見て十字架の姿に驚いたが、さすが2回目は驚かない。
こんな形していて、いつもどうやって飛ぶんだろうと不思議に思うが、実は翅は折り畳んであって、飛ぶときは扇子のように開いて飛ぶ。羽には細かい毛が密に生えていて鳥の羽のようだというのがトリバガ(鳥羽蛾)。
きのう見つけたアケビコノハの幼虫が葉っぱの陰にいた。
何度見ても不思議な形。3つのアンヨでしっかりと枝を抱えている。
ベッコウハゴロモが羽化した直後なのか、かたまっていた。
しきりに羽繕いしていたが、子育てはどうなったんだろう?
公園からの帰り道、マンションの入口に植えてあったクチナシの花に、幼虫がとりついていて、ナント、花をムシャムシャ食べている。
どうやらハチに擬態するガ、オオスカシバの幼虫のようだ。
そういえばときどき成虫がこのあたりをホバリングしているのを見る。
オオスカシバはクチナシが好物なのか。
たしかにクチナシの葉は、きれいに食べられている。
それで今度は花まで?
目玉のようなオレンジ色の気門がきれいに並んでいる。全部で9つあるという。
胸には3対の脚があり、これが将来の成虫の3対の脚になるという。
腹部に4対の脚、お尻にも尻脚がある。
すぐそばにもう1匹の幼虫。
腹脚でしっかりと枝を抱え込んでる姿が、カワイイ。
オオスカシバの幼虫はやがて地表におりて落ち葉などで繭をつくり、蛹になって越冬するという。