善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スイレンは光か気温か

金曜日の善福寺公園は晴れ。秋のような涼しさ。というより、ちっぴり肌寒いほど。

午前6時すぎ、下池のスイレンはみなまだ花を閉じている。
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いつもは花の開き方は足りないものの、もっと開いていたのに・・・。きっと朝は太陽の光が十分でないから開き方が足りないと思っていたが、気温も関係するのだろうか。東京のけさ午前7時の気温は20・5度。

スイレンには熱帯産と温帯産とがあり、少なくとも熱帯産の場合は開花には気温が関係しているようだ。たとえば1年間の標準的な生育サイクルをみると、春、気温が20度を超し始めた4月末から5月はじめごろになると休眠から目覚め、水中葉→浮葉と育っていって、7月中ごろから花が咲き始め、開花モードになって10月すぎまで楽しませてくれる。
花が終わると、気温が下がり出す11月から12月には休眠モードに入っていく。

つまり、スイレンにとって気温が生育の1つの条件になっていて、日々の開花も気温が関係しているのかもしれない。

ただ、基本的に植物が花を咲かせるのは人に愛でてもらうためではもちろんなくて、花粉媒介のために虫を呼び寄せる作戦だから、気温上昇とともに花が咲くとしたら、その時間に活動する虫がやってくるのを期待してのことだろう。あるいは、スイレンがあったかくなったら咲くようになったから、虫の方がそれに適応したのかもしれないが、このあたりはニワトリが先か卵が先かみたいな話になるのでやめておこう。

ところで善福寺公園スイレンは熱帯産か温帯産か。温帯産は水面のすぐ上に花をつけるが、熱帯産は水面から高く突き出た茎の先端に花をつけるという。善福寺公園には両方の種類があるようだが、両方とも開花していなかった。1、2輪、半分開花してるのもあったが、あれは熱帯産か温帯産か? あす確かめてみよう。
ちなみに熱帯産には、夜や早朝にしか花を咲かせない種もあるという。暑い熱帯の地方ではあまりに気温が高くなっても花は咲かなくなるのだろうか。

6時半からは上池でラジオ体操。
夏休みに入って各地を巡回して中継放送するラジオ体操が始まった。きょうは福岡県の筑後市からの中継。あすは佐賀の玄海町だそうだ。

夏休みが始まったのなら子どもたちもたくさん・・・と思ったら、ほとんどいない。
私が子どものころは夏休みは全期間、ラジオ体操に参加するのが当り前で、参加すると、首から下げたカードにハンコを押してもらった。
最近は、夏休みの初めと終りの何日かのキセル参加すれば記念品がもらえた。今はそれもないのだろうか。