善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

泰山木の花

土曜日朝の善福寺公園。日差しは強いが空気は冷たい。

アオコでも発生したのか、このところ善福寺池は緑色に染まっている。まるで緑色の絵の具を流し込んだみたいに一面に広がっている。

上池のスイレン畑にはきょうもアオサギ。家族なのか、5羽もいて、そのうちの2羽。仲良く遠くを眺めている。
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下池ではバンが片足上げのポーズ。
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公園の散歩の帰りに善福寺(お寺のこと)に寄ると、大きな白い花がお出迎え。
泰山木(タイサンボク)の花だ。しかも1輪だけ。
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モクレンの仲間で、梅雨に花を咲かせる。
もっとお碗型をしているはずだが、開花からだいぶたったものか。

それにしても泰山木とはなかなかいいネーミング。花や葉などが大きくて立派なことから、中国山東省にある名山である泰山に喩えた言葉という。
それなら中国原産かというと、さにあらず。北アメリカ原産で、日本には明治のはじめに渡来したという。

ちなみに泰山木の学名は「Magnolia grandiflora」。
Magnoliaは発見者なのかフランス人の名前に由来し、grandifloraは「大きな花の」という意味らしい。
それを泰山木とした先人のセンスに感服。