朝の散歩で公園に到着すると、いきなりニセアカシアの満開の花が目に飛び込んできた。
近寄ってよく見ると、フジの花に似ている。
私はかつて美しく下に垂れるニセアカシアの花を「こぼれる涙に似ている」と評したが、きょうみるとまさしくフジの花だった。
近寄ってよく見ると、フジの花に似ている。
私はかつて美しく下に垂れるニセアカシアの花を「こぼれる涙に似ている」と評したが、きょうみるとまさしくフジの花だった。
さらに池をめぐっていくと、今度は上に伸びる花があった。トチの花だ。
トチの花はニセアシアと同様に「花穂(かすい)」といって花が集まって穂のようになっていて、こちらは上に伸びている。
下に垂れるニセアカシアの花と、上に伸びるトチの花。
トチの花はニセアシアと同様に「花穂(かすい)」といって花が集まって穂のようになっていて、こちらは上に伸びている。
下に垂れるニセアカシアの花と、上に伸びるトチの花。
そもそも木でも草でも重力に反して上へ上へと伸びていくが、それはどうしてかというと、エネルギーの源泉である太陽の光を求めてのことだろう。
植物には「伸長成長」といって、光のあるほうへと空高く伸びていく性質がある。
重力に抗して伸びていく原動力になっているのが、植物に含まれるホルモンの働きだろう。
重力に抗して伸びていく原動力になっているのが、植物に含まれるホルモンの働きだろう。
トチの場合は、枝ばかりでなく、花までも光を求めて上に伸びていこうとしている。
下から見上げると、なんだか「オレはがんばっているぞ」という決意に満ちたものを感じる。
下から見上げると、なんだか「オレはがんばっているぞ」という決意に満ちたものを感じる。
それで中には、酵素が中途半端に働いて、1つの花で紅白に分かれたのもあるのだろう。