善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

初夏に白い花が多いワケ

10日金曜日朝の善福寺公園は快晴。きょうも風がさわやか。

エゴノキの白い花が鈴なりになって咲いている。
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そういえば公園を歩いていて思ったのは、初夏の今ごろの季節は白い花が多いナ、ということ。
エゴノキもそうだし、ニセアカシアも白い花を咲かせている。
トチの花も白かったし、今が盛りのノイバラも白。
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春は黄色い花が多い感じだったが、暑くなってくると白い花が主流になるのだろうか。

すると一緒に歩いているツレアイがいう。
「草系は黄色いけど、樹木系は白い色が多いんじゃない?」
なるほど、エゴノキニセアカシアもトチもイバラもいずれも樹木系だ。
高いところに花を咲かせるから、より日光に近くなって白くなろうとするのだろうか。

もちろん、花を咲かせる理由は何より、虫や鳥を呼び寄せて花粉を運ばせるためだ。
虫の目(鳥もそうかもしれないが)は紫外線を見ることができる。すると虫の目から見ると白は紫外線を反射して光って見え、その一方で蜜の場所はクッキリと見えるようになるのだという。

植物にとっては、有害な紫外線をはね除ける役割を果たしているわけで、白い色というのは一挙両得なのかもしれない。

これも初夏の風景。
尺取り虫が葉っぱの上を歩いていた。
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近寄るとピタッと動かなくなる。本人は「オレは枝だよ」と擬態をしているんだろうが、葉っぱの上じゃねー。