善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

初夏の花はなぜ白い?

11日(木)朝の善福寺公園は快晴。日差しが強い。
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ヤマボウシの花が咲き出した。
ただし、厳密にいうと白い4枚の花びらはホントの花ではなく、「総苞(そうほう)」と呼ばれる葉に近いものなので、最初は葉っぱと同じ緑色をしていて、だんだん白くなっていく。
けさ見たのはまだ緑色が残っていた。

初夏の今ごろに咲く花は、なぜか白い花が多い。
ニセアカシアトチノキ、ノイバラ、コデマリ、これから咲くであろうエゴノキクチナシ・・・。なぜ初夏は白い花が多いのか?

青春時代の歌に「花びらの白い色は恋人の色」と歌うのがあったが、それは人間にとっての「白い色」なのだろう。

一説によると、白い花はアントシアニンやカロチノイドなどの色素はなく、白く見えるのは水泡が光の反射で光って見えるので白色と認識されるのだそうだ。
しかも白い花は香りも良いから、まぶしい輝きと匂いに引き寄せられて虫たちは白い花を訪れ、甘い蜜を頂戴するのと引き換えに花粉を媒介する役割を果たしているのだという。

公園からの帰り道、鮮やかな緑色のイモムシが道路をはっていた。かわいそうなので木の枝を差しかけると、気に入らないのかよけようとする。葉っぱを差しかけたら、そっちには寄ってきて、木の切り株に乗せてやった。
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