善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

#観劇

新国立劇場 雨

新国立劇場で井上ひさし作の『雨』を観る(21日夜の部)。演出は栗山民也、出演は市川亀治郎、永作博美、梅沢昌代、たかお鷹ほか。 劇場入口には約1000本ものホンモノの紅花が飾られていて、ほぼ満開の見事さだった。 新国立劇場では「日本の戯曲・春から夏…

コクーン歌舞伎『盟三五大切』

渋谷・Bunkamuraのコクーン歌舞伎。ことしは鶴屋南北作の『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』。13日夜の公演を観る。若い人、特に女性の客が多かった。 簡単にいってしまえば、江戸の粋な2人組、猪牙舟の船頭・三五郎(勘太郎)と深川芸者…

黒テント 6号室

日曜日の善福寺公園は晴れ。陽差しがやさしい。 上池の弁天島あたりはカモやゴイサギ、ウなどのエサ場になっていて、いつもたくさんの鳥たちがいる。 その中で、胸をふくらませ、そのふくらました胸でつっぱり合いをしている2羽のオナガガモを発見。しかもオ…

国立劇場新春歌舞伎 四天王御江戸鏑

国立劇場で初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」を観る。 いつもはだいぶ役がこなれてきた後半に観に行くのだが、やっぱり新春気分を味わうには正月早々がいいと早めに行く。(実はNHKは3日の公演を生中継していて、それは見…

12月文楽 本朝廿四孝

国立劇場の12月文楽公演は中堅・若手による「本朝廿四孝」と「由良湊千軒長者」。 「本朝廿四孝」は240年前の大坂・竹本座が初演。武田信玄と上杉謙信の史実に虚構を織り交ぜた謎解きの多い筋立てで知られる。タイトルは24人の孝行者の物語、中国の「二十四…

やけたトタン屋根の上の猫

けさの善福寺公園は晴れ。天高く、という感じ。 上池のジャングルジム近くの黄色い花。 ハナセンナ(花センナ)と判明。別名「アンデスの乙女」。原産地はブラジル、アルゼンチンで、マメ科の常緑低木。昭和初期に渡来したという。 ボート乗り場近くにはきょ…

仁左衛門の「盛綱陣屋」

きのうは新橋演舞場で「錦秋十月歌舞伎」を観る。演目は『近江源氏先陣館』「盛綱陣屋」、『神楽諷雲井曲毬』「どんつく」、『艶容女舞衣』「酒屋」。中でも「盛綱陣屋」で佐々木盛綱を演じた仁左衛門が傑出していた。 この話は、今から240年も前の江戸時代…

歌うワーニャおじさん

敬老の日の善福寺公演は曇り。きのうより気温か高いのか、秋の虫とともにセミの声も。 下池に2組のゴイサギの親子。近づくと逃げていく。 地元のミニFM放送「ラジオぱちぱち」のメンバーと、黒テント公演「歌うワーニャおじさん」を観に神楽坂のシアターイ…

井上ひさし追悼公演 黙阿彌オペラ

早朝の善福寺公園は、雲が低くたれこめ、薄暗い感じ。 きのう(7月29日)は井上ひさし追悼公演「黙阿彌オペラ」(演出 栗山民也)を観る。 もっとも好きな作家の1人だった。今年4月9日に亡くなり、早4カ月近くがたった。 生前、「木の上の軍隊」を途中まで書…

窓ぎわのセロ弾きのゴーシュ

劇団黒テント公演「平成派遣版 窓ぎわのセロ弾きのゴーシュ」を観る(8日夜、シアターイワト)。 原作はいわずと知れた宮沢賢治。作・山元清多、演出ならびに主演・斎藤晴彦。舞台は、何もない空間にオフィスの一角らしく机とイス、レコード盤の紙が張られた…

ヘンリー六世

去年、新国立劇場で観た「ヘンリー六世」があまりにもよかったので、彩の国さいたま芸術劇場で上演中の蜷川幸雄演出「ヘンリー六世」を観る(4月3日まで)。 「ヘンリー六世」はシェイクスピアがナント20代で書いた最初の作品といわれている。1部、2部、3部…

歌舞伎座さよなら公演「御名残三月大歌舞伎」

歌舞伎座さよなら公演「御名残三月大歌舞伎」を観る(23日の第1部)。 それにしても「加茂堤」が30分、休憩30分で楼門五三桐(さんもんごさんのきり)が15分、また30分休んで女暫(おんなしばらく)が1時間。上演時間1時間45分、休憩も負けじに1時間で1等席…