歌うワーニャおじさん

敬老の日の善福寺公演は曇り。きのうより気温か高いのか、秋の虫とともにセミの声も。
下池に2組のゴイサギの親子。近づくと逃げていく。

地元のミニＦＭ放送「ラジオぱちぱち」のメンバーと、黒テント公演「歌うワーニャおじさん」を観に神楽坂のシアターイワトへ。
「ワーニャおじさん」はチェーホフの代表作の１つ。セリフの一部を歌にしたのが「黒テント」ならではで、それで「歌うワーニャおじさん」。
ばあやのマリーナを演じた桐谷夏子がさすがにうまい。教授の娘ソーニャの最後のセリフが美しかった。

帰りは、地下鉄神楽坂駅すぐの赤城神社のお祭りに寄る。都心にあるのに丘の上の神社。しかもつい最近建て替えられたらしくて、建物から何からすべて新しい。狛犬までが現代チック。境内にはマンションも建つ。

神楽坂から西荻窪に戻り、「磯丸水産」でイッパイ。その後、ショバを変えようといくつかの店をまわるが、なにしろ7～8人もいるのでなかなかテキトーな店がない。

やっと見つけたのが「米の子」という店。
なんでも「玄米菜食（マクロビオティック）」をコンセプトに、「主に全粒穀物と野菜、豆類、海藻類、発酵食品を使用し、動物性原材料、化学調味料等は一切使用しない」「日本の食糧自給率の向上を目指し、なるべく国産の原材料を使用する」などという高尚な理念を掲げているそうで、「おー、われわれラジオぱちぱちの理念と一緒」（ホントか？）というので店に入る。

たしかに肉類はまるでない。鳥の唐揚げと思いきや「大豆タンパクの唐揚げ」だったり、焼き餃子は「もちきび入り餃子」、ステーキも「野菜のステーキ」。
酸化防止剤 合成保存料などを加えない無添加の井筒ワインと、不思議な味の日本酒で乾杯し、夜は更けていった。

米の子
杉並区西荻北3-25-1七宝マンション1F
TEL03-3390-1276
木曜定休