善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ホーチミン散歩4 とびっきりの笑顔に会う

ホーチミン3日目はあらかじめ日本で申し込んでおいた「メコン川ツアー」へ。

朝8時45分にHISのベトナム人スタッフが迎えに来てくれる。
小型のバスにはほかのホテルに泊まっている日本人客がすでに乗っていて、老夫婦が2組、若い女性の2人組(会社員とかいってた)、男子大学生の2人組、それに仕事でホーチミンに来ていて1日空いたから参加したという若い男性が1人の合計11人。

一路、メコンデルタの入口の町、ミトーに向かう。国道1号線を南西にいくこと約1時間半でミトー到着。
写真は途中の街並み。
イメージ 1

これがメコン川。水の色は茶色というより灰色。土の色だ。
イメージ 2

メコン」とはタイ・カンボジアの言葉で「母」を意味し、「メコン川」とは「母なる川」。

コースは定番になっていて、ハチミツづくりを見学したり、ココナッツキャンディ工場で試食したり、途中の果樹園でマンゴー、ランブータンなど果物をつまんだりしたあと、手漕ぎのボートに分乗してニッパヤシが繁る細い水路をジャングルクルーズ
イメージ 3

昼食は巨大な川魚を揚げたものとかいろいろ。
イメージ 4

モチを風船みたいに丸く(中は空洞)揚げたもの(料理の名前も「風船餅」)もあって、甘い味。おいしかったのが空芯菜(クウシンサイ)の炒めもの。東京あたりでも最近よく見かけるようになったが、本場の味にはかなわない。

午後3時半ごろにはホーチミンに戻り、ドンコイ通りのあたりで降ろしてもらう。

ホーチミン市人民委員会庁舎の前の広場にある子どもを抱いたホー・チミンの像。
イメージ 5

台座のプレートには「BAC HO」と記されている。「ホーおじさん」と読むのだそうだ。

変わったカフェを見つけた。狭い路地に入り込んだところにある「Princess and the pea」という店。
イメージ 6

細い階段をのぼっていくと、靴を脱いで店に入る。電気もついてない薄暗い空間が広がっていて、みんな床に敷いた座布団に座ってくつろいでいる。いわばお座敷風カフェ。
これがまったりしていいんだなー。

何でもこうやって床に座ってお茶を飲むのは「カフェベット」とかいって、ベトナムの若者の間で人気になっているのだとか。「ベッド」じゃなくて「ベット」で、「地面に近い」という意味だとか。
われわれも1時間ほどくつろぐ。

夜はホーチミン市人民委員会を見下ろすビルの屋上に2011年にオープンしたばかりというベトナム料理レストラン「エス・エイチ・ガーデン」へ。屋上といっても屋根はちゃんとあって、吹いてくる風が心地よい。
ここで食べたもの、豆腐の厚揚げ。
イメージ 9

カニの唐揚げ。サワガニみたいに小ぶりのカニで、殻ごと食べられて、イケル味。
イメージ 7

山岳民族風地鶏のロースト。要するにトリの炭火焼きで、日本のメニューに似てる感じ。
イメージ 8

その他オクラも食べたが、ワインは白をグラスでもらい、そのあとは赤ワインをボトルで。
イメージ 10

食後のコーヒー。
イメージ 11

ブリキみたいな鉄製のフィルターが上に乗っかって出てくるのがベトナム式。
何でもベトナムは去年3月にブラジルを抜いて世界一のコーヒー輸出国になったという。
ベトナムコーヒーは、ブラックで飮んでも苦みとともにどこか甘みがある感じ。これも南国の味か。

食事もおいしかったけど、私たちにサービスしてくれた若い女性のウェートレスがとってもかわいい。
いつもニコニコして、とびっきりの笑顔。こんな女性が持ってきてくれる料理なら、何だっておいしい。
ホーチミンで一番の笑顔に会いたいなら、ぜひこの店へ。

ますますベトナムが好きになっちゃった。