善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

またまた「なない」

歌舞伎を観たあとの夕刻からJR西荻窪駅南口すぐのところにある和食の店「なない」へ。
このところ近所でイチオシの店だ。
静かで落ち着いた雰囲気。ご主人との語らいも楽しい。

開店時刻の5時すぎに行ったから一番乗り。次第にカウンターの席が埋まっていく。
ハートランドビールに始まり、あとは日本酒。

お通しはゴボウのすり流し。いつもそのときどきの季節をイメージしたお通しが供されるが、本日は「雁渡る」のイメージだとか。
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酒はまず秋田の「雪の茅舎」のひやおろし
冬につくられた新酒を春先に一度火入れ(殺菌)したあとひと夏を超して、秋になって2度目の火入れをする前の「冷えた」状態のまま大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことから「ひやおろし」。まさに秋の酒という感じで、生っぽさを残した味。

イワシのニンジンおろしのせ。イワシとニンジン、初めて食べる取り合わせ。これがおいしい。
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柿と木の実の白和え。夏はヨーグルトだったと思うが、今の季節は豆腐の白和え。やさしい味。
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ゲソのしょうが焼き。下にエンペラが隠れていて、それがうれしい。
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長野・佐久の「澤の花 満ち月」。
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ブリの霜降り大根鬼みそがけ。
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豆腐のたいたん。豆腐は高野豆腐、たいたんは京のおばんざい言葉で「炊いたもの」の意味か。これも日本酒にピッタリ。
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島根・益田の「宗味」。島根生まれの酒米「佐香錦(さかにしき)」を使っているとか。
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焼きなすムース。ナスがこんなふうになるなんて。
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渋皮つき栗の甘煮。たまたま誕生日だったので、ご主人がロウソクを灯してくれた。ふっと吹き消すと、まわりのみなさんが拍手。うれしかった。
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うれしくなってお酒をもう1つ。福島・会津若松の「写楽」。
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5時すぎから飲み始めて、8時前にはもうできあがってしまった。
本日もごちそうさま!とシアワセな気分で帰還。