善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

冬の花・スイセン咲く

月曜日朝の善福寺公園は曇り。途中、ポツリポツリは雨粒が落ちることもあったが、大事には至らず。

 

けさも下池にカワセミの姿。

まずはメスのサクラ。

上を気にしたりしていた。

やがて橋の下に移動し、エサをねらっていた。

 

すると、さきほどサクラがいたあたりに、今度は小四郎らしきオスのカワセミ

場所を変えてエサをねらっていて、ダイブしようと身構えたところ。

ダイブすると、いつもはポチャンと音がするのだが、けさはボチャン。

何度かダイブして、小魚をゲットして遠くに飛んでいった。

 

それにしてもサクラと小四郎はエサ場がダブっているのだが、ケンカしてるようには見えない。

サクラは小四郎を「まだ子ども」と思っているのか、オス同士だとテリトリーがダブると争いになるが、オスとメスだと寛容になるのだろうか?

 

公園のはずれにスイセン水仙)が咲いていた。

けさ公園を1周したところでは、咲いているのはこの1輪だけだった。

去年も公園のスイセンは12月7日に咲いているのを見たから、だいたい今ごろ咲き始めるのだろう。

スイセンの原産地はヨーロッパとされるが、日本には中国から伝来したといわれ、どんぶらこと漂着したとの説もあるらしい。

だからなのか、スイセンは海岸の傾斜地に群生していることが多く、日本三大群生地は、一般的には淡路島、越前海岸、南房総鋸南町といわれているらしいが、私にとってのスイセン群生地といえば、伊豆半島の先端、爪木崎のスイセンだなー。

 

ところでスイセンの学名は「Narcissus tazetta var. chinensis」。

 ギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスに由来するという。

ナルキッソスはナルシストの語源ともなっているが、ナルキッソスのもともとの意味は「麻痺させる」という意味のギリシア語の「narke(ナルケー)」。

実はスイセンの球根には催眠作用があるんだとか。

 

公園からの帰り道、エナガの群れと遭遇。

朝食の途中なのだろう、次々とやってきては木々をつつき、飛び去っていった。