金曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうの雨の余韻か、どんよりした空。久しぶりの涼しい朝だ。
上池ではカワセミのオスのブンジ(B2)くんらしいのが1羽でいた。
ケンカにならないように間をあけているのか?
上池を半周して下池に向かう途中、木を登っていくセミの幼虫を発見。
羽化の場所を求めているのだろう。
ところが、羽化の瞬間を見ようと10分ほどして戻ってきてみると、さきほどの木を登っていた幼虫の姿がない。
よほど高いところまで登っていったのだろうか?
かわりに羽化直後のアブラゼミ。
下池をめぐっていると、池のほとりにエナガの群れがやってきた。
朝の食事の最中のようだ。
ヨシの茎をつついて中の虫を探しているのか。
エナガを観察していたら、いつの間にかカワセミがやってきていた。
久しぶりに見るメスのサクラかな?
ところが、近くに別の2羽のカワセミもいる。
とすると、都合3羽のカワセミ。
いったい何をしているのか?
真ん中にいるのは最近よく見るようになった若造のカワセミみたいだ。
もう1羽はメスのカワセミのようだが、脚がけっこう赤いから若造くんよりは大人みたいだ。
サクラが見ている前で、2羽が近寄ったり離れたりしている。
背を高くするポーズをしたりしているから、どうやら縄張り争いをしているようだ。
たがいにジーッとにらめっこしているみたいなので、散歩を続ける。
その後どうなったかな?
羽化したばかりのミンミンゼミが葉っぱの上で脚をばたつかせている。
まだ飛ぶ力が十分でないみたいで、ジッとしているところを近づいて観察。
青緑色が美しい。3つの単眼もはっきり見える。
ミンミンゼミの翡翠色とも表現される美しい体色は羽化直後のこのときだけで、やがてもっと黒くなっていく。
早起きしてこそ見られる自然の色だ。
上池に戻って、残りを半周していくと、何と、池の真ん中をカルガモの親子が移動中だった。
お母さんのまわりに、ヒナは合計4羽。
上池で生まれたのか、それともどこかからやってきたのか?
生まれた直後はもっと数は多かったはずで、おそらく半数以上は天敵に食べられちゃったのだろう。
それでもしっかり生き抜いた4羽。
ヒナになってすでに何日かたっているみたいで、お母さんにピッタリくっついているのではなく、好き勝手に行こうとしているヤンチャなのもいた。
それにしても8月にカルガモのヒナを見るなんて珍しい。
今年は天敵にやられたりしてヒナの数が少なかったから、がんばって産もうという気になったのだろうか。
元気に育ってね!