善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

放射状に降り注ぐ「光のパイプオルガン」

金曜日朝の善福寺公園は快晴。散歩に出たとき、都心の気温は7℃台とテレビの気象情報。吐く息が白かった。夜中に雨が降ったみたいで地面が濡れている。

 

上池には、けさも池の中央付近にカワセミの姿。

オスのシローくんだろうか。

 

上池から下池へ。

樹木の枝葉の間から朝日が差し込み放射状に伸びていた。

これは薄明光線と呼ぶのだとか。

物理学の用語では、発見者の名前をとって「チンダル現象」。

本来なら光の筋とは目に見えないものだが、光の通り道に冷たい霧の粒子とか煙などの浮遊粒子があると、それにあたって光を散乱させて光の道筋が見える現象をいう。

木漏れ日などはまさにそれだが、部屋の中に朝日があったってホコリに反射して起きるのも同じで、この場合はあんまり美しくはないが。

雲間からのこの薄明光線は「天使のはしご」とも呼ばれ、レンブラントが好んで描いたのでレンブラント光線とも。

宮沢賢治は「光のパイプオルガン」と呼んだ。

 

下池を1周してふたたび上池に戻ると、あっ、カワセミだ。

ボート乗り場のボートに描かれたアートだった。

開催中の国際野外アート展「トロールの森2024」で地元の杉並区立桃井第四小学校の児童が描いたもの。

トロールの森」も明日の23日が最終日だ。

 

仲よしのカイツブリ