善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

コガモのオスがハデなわけ

23日勤労感謝の日、土曜日朝の善福寺公園は快晴。気温はきのうよりは高いが、風が冷たい。

 

最初に上池をめぐる。

コサギが寒そうにしている(ように見える)。

 

寒空の下のカワセミ

メスのようだが・・・。

 

上池をメインに開催中の国際野外アート展「トロールの森2024」もきょうが最終日。

野外作品の1つ、池ヶ谷務さんの「溶ける風」にカメムシがとまっていた。

 

上池を半周して下池へ。

派手な顔をしたコガモのオスを発見。

夏は繁殖地のシベリアあたりですごし、冬になると日本にやってくる渡り鳥。

日本にやってくるカモ類の中で一番小さいので「小鴨(コガモ)」。

それにしても、顔の模様がハデハデ。

茶色地の顔にメタリックな緑色の隈取りが施されている。

一方のメスはというと、ごく地味な色合い。

なぜメスが地味かといえば、コガモは地上に巣をつくって子育てするので、天敵から身を守るためにも景色に溶け込んだ色合を心がけているのだ。

ではなぜオスはハデハデかといえば、メスへのアピールのため。

実はコガモに限らず、冬鳥として日本にやってくると、初めのころはメスと同じように地味な色合い。しかし、彼らは越冬のため日本にいる間に相手を見つけ、カップルとなって繁殖地に帰っていくので、求愛のためにハデな冬羽に変わる。

そんな色だと外敵に見つかりやすいはずだが、そういう危険をおかしてでもメスに好かれたい、何だかわかる気もするが・・・。

 

下池を1周してふたたび上池へ。

シローくんらしい若いオスのカワセミが、いろんなポーズをとってくれた。

 

けさの雲。何に見えますか?

雄叫びをあげる龍・・・。