毎月第2土曜日の午前中は、地域のミニラジオ放送局「ラジオぱちぱち」の公開放送。
近くの区立児童館の一室から放送しているが、2001年の開局のときから放送しているラジオドラマ「黄金バット」はきょうの放送で第105作を数えた。
「黄金バット」といえば戦後の一時期はやった街頭紙芝居での人気作品のひとつだが、それをラジオドラマに脚色し、メンバーに声の出演をお願いしている。
第105回は題して「邯鄲(かんたん)の不思議な枕の巻」。実はラジオといいながらYouTubeで放送しているので映像がつくため、今回はペープサート(紙人形)の上演付き。
あらすじは──。
舞台は中国、邯鄲の里。村外れの一軒の宿には不思議な枕が伝わっていて、これを使って眠れば何事も望みどおりにかなうという代物。
そこへ、田舎の百姓暮らしは嫌だと立身出世を夢見て都にのぼろうとする青年がやってきて、その枕で眠ろうとすると・・・。
夢の中に、アベではなくアブと称する宰相があらわれて「あなたを王様にします」と王宮に連れていかれ、王昭君そっくりの美女と出会う。
やがて、実はアブ宰相は世界征服を企む大悪人ナゾーであり、青年も実は正義の味方・黄金バットとわかる。
両者の戦いが始まるが、結局はバットがナゾーをやっつけてメデタシメデタシ。
この話、最近見たテレビの番組(街をブラブラして地元の人と出会うという番組だった)に、人形劇団ひとみ座が出ていて、洗濯バサミとか石鹸、枕、目覚まし時計なんかを擬人化した作品を制作中とのことで、実際に枕がしゃべりだす様子が紹介されていて、これはオモシロイ!と「黄金バット」に拝借した次第。 ひとみ座といえばその昔、テレビの「ひょっこりひょうたん島」なんかを楽しませてもらった人形劇団。いい知恵をありがとー!
なおYouTubeでごらんになりたい方は以下をご参照。
最初から1.時間29分50秒~46分15秒までの16分ほどです。
https://www.youtube.com/watch?v=hOKC8mT8Qi0