善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

黄金バット80作

地域のミニラジオ放送局「ラジオぱちぱち」で放送しているラジオドラマ「黄金バット」が最新作で80作を数え、全作品のリストをつくってみた。
ラジオぱちぱちについてはコチラを参照 http://members.jcom.home.ne.jp/radio88/

もともとは「黄金バット」の紙芝居をつくった。今から10何年前、学童クラブの行事で紙芝居をやろうということになり、紙芝居なら「黄金バット」でしょう、と探したが手に入らない。国立国会図書館の資料の中に、加太こうじ氏の絵が残っていて、それをコピーしてきて模写し、紙芝居をつくった。

やがて2001年、ミニラジオ放送局「ラジオぱちぱち」の開局にあわせ、「ラジオをやるならラジオドラマが必要でしょう」と、「黄金バット」をラジオドラマにすることになって、第1作は紙芝居の内容をそのままの台本にした。

第2作以降は好き勝手に書いた作品。最初のころは月に1作ずつくっていた。台本ができれば収録しなくちゃいけないから、メンバーが毎月集まって録音。そして編集。打ち合わせと称して毎週のように集まり、毎週イッパイやっていた時期もあった。

以下に80作の全リスト。
思えばたくさんつくったもんだ。
それに正義の味方のバットやナゾー(悪の代表)、マサエ(17歳の少女)など主な出演者は最初からまったく変わっていない。

ただ、先週、トロールの森の「黄金バット」を見に来てくれた2歳児連れの若いお母さんに聞くと、「黄金バット? 知りません」といっていた。隔世の感があるな~。

2001年
第1作「ドラマ黄金バット ナゾーの巻」紙芝居をラジオに。開局前のプレ放送で公開(2001年2月ごろ?)
第2作「続・黄金バット 巌流島の決闘の巻」 効果音を実験したさに収録。2001年3月18日のテスト放送
第3作「宇宙大決戦の巻」 舞台は宇宙に! 2001年4月14日記念すべき開局第1回放送

(番外)2001年7月1日、阿佐谷南児童館で行われた第12回地方自治研究集会で黄金バットを実演。

第4作「黄金バット外伝 恩讐を超えた仲良し旅行の巻」各国の市場めぐり、回文の競演。学童クラブ父母会のとき利用していた中茶屋キャンプ場に泊まりに行って収録。
第5作「青春編」70年代にタイムスリップ。このときの出演者26人。
第6作「酒場の女マリーの物語」ミュージカルに挑戦!
第7作「地獄編」今度は地獄巡り

2002年
第8作「花のお江戸の黄金バット江戸城大奥に闖入
第9作「恋に落ちた黄金バット」男と女が逆転
第10作「ダイヤモンドヘッドの決闘」ナゾーがマサエにプロポーズ
第11作「バットよりの贈る言葉」街頭録音を決行!初の実写ムービー
第12作「バットvsナゾー グルメ対決」美味しんぼも顔負けグルメ対決!
第13作「ワールドカップ必勝法」ワールドカップ応援モードで収録
第14作「慣用句妖怪の巻」つとに、よんどころないといった慣用句の意味は?
第15作「ワラの家は強い!の巻」マサエが逃げ込んだ藁の家は、鉄の家よりも頑丈だった
第16作「バット版・例外と原則」公開放送会場でぶっつけナマ放送!
第17作「トプカプ宮殿の秘宝の巻」舞台はなんとイスタンブール
第18作「見世物小屋殺人事件の巻」こどもフェスティバルの見世物小屋で殺人事件発生!?
第19作「極附秋夜長夢枕、改め炬燵でうたた寝夢枕」歌舞伎の名セリフを披露

2003年
第20作「極附秋夜長夢枕、改め炬燵でうたた寝夢枕 パート2」なつかしのテレビソング大集合
第21作「バット版・あたま山」2周年記念にぶっつけナマ、道行く人を巻き込んで放送
第22作「魔界の都の黄金伝説の巻(前編)」1000年の昔、平安の都にタイムスリップ
第23作「魔界の都の黄金伝説の巻(後編)」舞台はアンコールワット
第24作「バット、地球を救うの巻」カオスと宇宙の謎に迫る
第25作「血煙!詩のボクシング対決の巻」バットでも詩のボクシング大会決行
第26作「篠原博士の世紀の大発明の巻」ノーベル賞に負けない篠原博士の大発明とは?
第27作「古いヤツです 黄金バットの巻」新旧Jポップカラオケ対決!カラオケ店で収録
第28作「SFX対決 ヒーロー・ラジオ版」なんと音声で特撮効果を表現。擬音オンパレード
第29作「バットの日本語大発見の巻」暗号とやまと言葉の関係は?

2004年
第30作「2004年バットの初夢の巻」イラク自衛隊派遣とお国なまりの憲法9条を盛り込む
第31作「売り声合戦の巻」売り声のワークショップの成果を収録♪
第32作「マイ・フェア・ジェントルマン」再び、ミュージカルに挑戦
第33作「ロミオと雛鳥」シェイクスピア義太夫の競演♪
第34作「バット、ケンカ学校で学ぶの巻」正しい口げんかの方法とは?
第35作「イチゴ柄パンツの行方は?の巻」世の中、黒か白かだけで決めていいのか?
第36作「バット版・四畳半ふすまの下張りの巻」お座敷芸のオリンピック大会開催!
第37作「バットCIプロジェクトの巻」黄金バットのイメチェン大作戦
第38作「一葉・英世の果たせぬ恋の巻」なんと新札のヒーロー、ヒロインは恋仲だった!
第39作「新春・大喜利おでん大会の巻」おでんをつつきながらの大喜利大会

2005年
第40作「においサンバの巻」音で楽しむニオイの風景
第41作「マサルくん、死す!」地獄に行って生死簿の係にかけあう
第42作「アメミヤかアマミヤかの巻」日本人の名前は難しい。バットとイトイさんの電話、青森弁の桃太郎
第43作「ホントは怖いバット動物園の巻」青ヒゲ公の城のバット版
第44作「アジャラモクレンの秘密」ぱちぱち亭で落語合戦
第45作「マサエ・コードを解読せよ」「ダビンチ・コード」にひっかけた言葉遊び
第46作「絶海の孤島の対決の巻」“アーレー”“ムハハハハ”の決めゼリフ大会

2006年
第47作「博士の愛したソウジキの巻」小川洋子博士の愛した数式」、藤村靖之「愉しい非電化」の合体版
第48作「春夢彼辺此辺話(はるのゆめみしあべこべばなし)」男と女があべこべになると
第49作「地底国の女王の巻」ついに今度は地底に突入
第50作「バット誕生秘話の巻」バットはいかにしてこの世にあらわれたか
第51作「ドクター・バシリの何でも相談室」ぱちぱち名物「何でも相談室」のパロディー
第52作「ナリキリ国(こく)物語」「ナルニア国物語」+漫才

2007年
第53作「漫才競演」前回の漫才に気をよくして今度は漫才大会
第54作「第1回ダジャーベル賞の巻」ダジャレ童話の対決集
第55作「変な名前言い合い合戦の巻」変わった名前の動植物の言い合い対決
第56作「オスの魔法使いの巻」オズは実はオス(男)だった?
第57作「善福寺池の鯉太郎の巻」善福寺池に生息するコイのヌシの話
第58作「恋する鯉太郎の巻」コイが恋をした。替え歌いろいろ
第59作「ガチョウの湖の巻」鯉太郎が王子さまに
第60作「不思議の国のタマ」不思議の国のアリス+口三味線大会

2008年
第61作「バット、オノマトペの国へ行くの巻」オノマトペ大特集。オノマトペで読む名作文学対決も。
第62作「飯田愛物語」バット版アイーダアイーダを逆に読むと・・・。

2009年
第63作「KANTAR・0(勘太郎とお花)」29世紀の地球。人間とロボットの愛の行方
第64作「バット版・勧進帳ガマの油の口上つき。2009年4月、8周年記念イベントで上演
第65作「ノミ相撲の巻」狂言のパロディー

2010年
第66作「与話情黄金蝙蝠(よわなさけこがねのばっと)」歌舞伎の名ゼリフを拝借
第67作「黄金バット忍術譲り場の巻」青年部製作の巨大ガマ登場。2010年4月、9周年記念イベントで上演
第68作「影絵版・黄金バット」桃4小学校のまいまいハウスお楽しみ会で影絵にして上演
第69作「決闘!善福寺池~人間とカッパとゾウをめぐる冒険~」2010年11月、秋の「トロールの森」実写版。青年部製作の巨大ゾウ登場

2011年
第70作「バットの宇宙大冒険リターンズ」小田原市立城北中学とのコラボレーション。メーテルリンクチェーホフがモチーフ。小田原まで遠征して収録。
第71作「パイレーツ・オブ・ゼンプク~」青年部は海賊船製作(前の部分だけ)。2011年の10周年記念イベントで実写版
第72作「怪タンク復活の巻」バット版「カレワラ」(フィンランドの長編叙事詩)。「フィンランディア」を熱唱。2011年11月、「トロールの森」で上演

2012年
第73作「謎解きはイッパイやったあとでの巻」本格ミステリー劇
第74作「不思議の国の見世物小屋の巻」プーシキン作「サルタン王の物語」+見世物小屋。2012年、11周年記念イベントで上演
第75作「源氏バット物語」源氏物語『宇治十帖』のあたりをモチーフに
第76作「タイムマシン見世物小屋の巻」2012年11月、トロールの森で上演。青年部製作のタイムマシンと見世物小屋が合体。ろくろっ首や大イタチ、断頭台のマリーアントワネットなどなど

2013年
第77作「インド・ペルシャ大魔術団の巻」2013年4月、12周年記念イベントの実写版。胴体真っ二つを実演
第78作「バット版ローエングリンワーグナー生誕200年を記念して
第79作「飛び出す紙芝居の巻」桃4小のまいまいハウスで上演。紙芝居の中から飛び出してきたバットとナゾー軍団によるチャンバラ
第80作「大ナゾー魔術団とバットマジックショーの対決の巻」モチーフはインドの長編叙事詩「ラーマヤナ」。マジックショー+チャンバラ。2013年11月、トロールの森で上演