火曜日朝の善福寺公園は晴れ。風もなく、暖か。
4月に入って春真っ盛りとなり、公園の鳥たちは巣づくり、子づくりに忙しいようだ。
シジュウカラの巣を発見!
親鳥らしいのが何度も樹木のウロにつくった巣に入ったり出たりを繰り返していた。
エナガなどは幹と枝との又の部分に新規に巣をつくって子育てをするが、シジュウカラは木のウロなど出来合いの場所を見つけて、その中にコケや鳥の羽毛などを敷きつめて巣をつくる。
庭に巣箱を置いておくとシジュウカラが巣をつくるのも、樹洞営巣性鳥類といわれる鳥の習性を利用したものだ。
けさ見たシジュウカラの巣は、営巣中なのかそれともすでに産卵が始まっているかは分からないが、毎日、観察するのが楽しくなった。
シジュウカラの場合、巣づくりがすむと毎日1個ずつ卵を産んでいき、平均すると8個ぐらいの卵を産んで、2週間でヒナが孵化し、その後、巣立ちまでにはさらに16~20日ぐらいかかるといわれている。
上池のカワセミの繁殖はどうなっているだろうか?
けさもメスのヤエちゃんとオスのマルちゃんが2羽で並んでいるところは見たが、マルちゃんはすぐに遠くにいってしまう。
マルちゃんが行ってしまって、ポツンと残されたヤエちゃん。
しばらくして別の場所に移ったところ。
そこにもマルちゃんがやってきたが、やっぱりすぐに遠くにいっちゃった。どうなってんだろう?見てないところでうまくやってるんだろうか?
そんなのカワセミの勝手でしょ、という声が聞こえてきそうだが・・・。
上池を半周して下池へ。
濃い顔をしたオスが枝にとまったところ。
冬鳥はあらかたいなくなってしまったが、アオジはまだここにいたいらしい。
地面におりたメスらしいのがエサを探していた。
オスはメスを見守っていたのかな?
春真っ盛りで暖かくなって、虫が盛んに飛ぶようになった。
バナナムシとも呼ばれるツマグロオオヨコバイを発見!
お尻のあたりに青黒い色の帯があるが、けさ見たのはかなり青っぽくて美しい。
成虫で越冬し、暖かくなると這い出してきて、春から初夏にかけて交尾したメスが産卵して幼虫となる。
幼虫は夏をすごして成虫となって越冬するというから、ツマグロオオヨコバイはかなりの長生きの虫のようだ。