善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

江戸の風流人が育てた?お碗のようなアジサイ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。朝からムシムシ。

 

けさは上池、下池ともにカワセミの姿はなし。

どこかに隠れてるのかな?遅い出番かな?

 

カイツブリが1羽でポツン。

相方はいずこに?

 

枝の先にタカの仲間のツミ。オスのようだ。

羽繕いしながらキョロキョロしてるから、獲物をねらってるのか。

あんな目立つところにいたら獲物の鳥はサッサと逃げていくと思うが。

案の定、まわりに鳥の声はしない。

 

ムシヒキアブがこちらを向いている。

黒くて鋭い口吻。あれを捕らえた獲物の体に突き刺して“生き血”を吸うんだが、いかにも痛そう。

 

装飾花が小さく丸まって、しかも肉厚。お碗みたいに咲いているアジサイ

ウズアジサイといって日本固有種という。

こういう咲き方をテマリ咲きというらしいが、萼片が内側にまるまって渦を巻くように見えるのでこの名がついた。

もともとは品種改良する中でウイルスに侵されたものが「こりゃおもしろい」というので江戸時代に園芸品種として定着したのだという。

江戸の人は風流人だったんだねー。

江戸時代には(あるいは今も)「オタフクアジサイ」とも呼ばれていたとか。

 

 

フェンスとして使われている擬木から妙なものが垂れ下がっている。

ミノムシにしてはスマートだが、クロツヤミノガというガの幼虫のようだ。

幼虫の食性は各種樹木の葉、樹幹・板塀・石塔などに生える地衣類・コケ類などで、擬木をホンモノの木と間違えてコケでも生えてないかとやってきたのだろうか。